男性は意外と知らない！女性が思わず恋に落ちる「男らしさ」の出し方とは？

こんにちは、作家・恋愛夫婦アドバイザーの美琴です。

「男らしさ」は女性をキュンとさせる重要な要素ですが、男性の思う「男らしさ」と女性が思うそれとの間にはズレ、ギャップがあることをご存じですか？

私は、オンラインサロンで20代前半の学生さんから子育てが落ち着いた50代の方まで、200名を超えるメンバーさんの本音に触れています。彼女たちの意見も参考に、“適度な「男らしさ」の出し方”について考えてみたいと思います。

男女間の「男らしさ」のギャップに注意

「男らしさ」と聞いて、肉体的な強さを連想する方も多いかと思います。たしかに、強さは女性にはない部分。

でも、たとえば鍛え上げた筋肉を見せられたり、「俺は何㎏のバーベルを持ち上げられる」と言われても…ピンと来ない女性の方が多いです。マッチングアプリで知り合った男性から鍛えた脚の写真が送られてきて「怖かった」と話してくれた女性もいました。

一般的に、女性にとっての「男らしさ」はそういう直接的な部分ではなくて、「守ってくれる」「大事にしてくれる」という意味の強さなんです。ここに男女のギャップがあります。

女性が転びそうになった時に手を差し伸べてくれる、重いものを持ってくれる、手の届かないところのものを取ってくれる、人ごみや車の交通量の多い場所でサッと守ってくれる、など…。

女性は、男性のそういったふるまいに男性ならではの強さを感じて、キュンとするんです。この「男らしさ」に関する男女間のギャップは意外と見過ごされがちなので、意識をしておいたほうがいいと思います。

女性を尊重して優先させるレディファーストも、男性から見ると強さや男らしさとは無縁な、あまりカッコよくないふるまいに感じられるかもしれません。でも、女性にとってはとても男らしい行動なんです。

「お先にどうぞ」と譲ってくれたり、ナフキンを取ってくれたり…。そういった気遣い、見守ってくれる姿勢に、女性はジェントルマンらしさ、男らしさを感じているんです。

予想外の事態に動じない心の余裕を！

ちょっとしたトラブルに動じず冷静に行動できる男性も、女性にとっては「男らしい」男性です。余裕が感じられる男性は素敵に見えますね。

例えば車をこすって傷つけてしまった時とか、内心では「うわー…どうしよう」と思っていても、周りにそれを見せすぎると、女性は「なんだか頼りないな」と感じてしまいます。特に、付き合い始める前は意識して、冷静さを保つように心がけることが大事です。

付き合う前でも、「どうしよう」と慌ててしまうシチュエーションってけっこうあるもの。

例えば、予約していると思っていたお店が予約できてなかったとき。そういうときに女性ってけっこう見ていて、男性が「どうしよう、どうしよう」ってうろたえると不安になったり、ちょっと頼りないなと思ってしまうんです。

そんなときはまず「ごめんね、取れてなかったみたい」と謝って、たとえ内心は「どうしよう…！」と焦っていても「でも大丈夫。任せて」と、女性を安心させてあげてください。慣れてなくても、安心させてあげよう、守ってあげたい、という姿勢に女性は「男らしいな」と感じるんです。

身近なところでは、「どこかに体をぶつけたときとか小さなことであまり痛がらない男性は男らしい」という声もありました(笑)。これ、女性はすごくわかると思います。ちょっとしたアクシデントでグッと堪えられる男性には、余裕があるなと感じますね。

付き合い始めたら少しずつ「実は俺、怖がりでさ」とか「血に弱くて…」って打ち明けていってもいいと思いますよ。

リンカーン(アメリカ合衆国第16代大統領)に、「あなたが転んでしまったことに関心はない。そこからどう立ち上がるかに関心があるのだ」という言葉があります。まさにその感覚なんです。

何か予想外のことが起きてしまうと「失敗した！」「どうしよう」ってなりがちだと思うんですが、重要なのはそこではないんです。「失敗した」と思ったときにも動じず、落ち着いて、女性を安心させてあげようと思って行動できる男性は、女性の目にとても魅力的に映っているはずです。

美琴プロフィール

作家・恋愛夫婦アドバイザー。≪1日2回の読む美容液≫として綴るブログは月間80万PVを誇り、恋愛セミナーやデート講座の総動員数は1,500名を超えている。強みは自身の恋愛経験とヨガインストラクターとして多くの女性と向き合う中で蓄積してきた実践的な恋愛ノウハウ。オンラインサロン「美琴のnew meサロン」の主宰、オリジナルアイテムプロデュースなど活動の枠を広げ、恋愛に悩む女性に「NEW ME＝本来の自分の魅力に気付き、それを開花させていく」というメッセージを発信している。

構成・文＝酒寄美智子