初デートで使える心理学テクニック＜心理学資格を持つ婚活アドバイザーが解説！＞

監修：

わしおみほ

こんにちは、大手婚活会社（IBJ）出身の婚活アドバイザー兼婚活カメラマンのわしおみほです。6年以上婚活業界に身を置き、NLP(神経言語プログラミング)プラクティショナーの資格を取得。婚活パーティー・街コン・マッチングアプリ・結婚相談所・婚活セミナーなど婚活に関わる多くのサービスやイベントの運営に携わってきました。

現在は婚活アドバイザーと婚活カメラマンをしている私が「初デートで使える心理学テクニック」についてお話します。

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ゲイン・ロス効果

(意味)
ゲインは利益、ロスは損失という意味を持ち、プラスとマイナスの変化量が大きいほど、人の心に影響を与える度合いが大きくなる効果。つまり相手にマイナスの印象を与えたあと、プラスの印象を与えると、より良い印象を抱かせることができる。

(使える期間)
マッチングアプリでのメッセージのやり取り〜初デート〜交際中

まず1つめが「ゲイン・ロス効果」です。

初デートの際に「この人軽そうだな」という第一印象を与えてしまいがちな男性は、徐々に真面目で誠実な面を見せると「この人、意外と真面目で素敵」と相手に好印象を与えられるのでおススメです。

逆に真面目な印象を与えがちな男性は、徐々にユーモアのある面を見せていくと「この人、意外と面白いな」というプラスの印象を与えることができます。

メラビアンの法則

(意味)
人が人を判断するときの印象は、見た目（視覚情報）が55%、声や話し方（聴覚情報）が38%、話の内容（言語情報）が7%だという理論。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した概念で、話し手が聞き手に与える影響を、研究と実験に基づいて数値化したもの。

(使える期間)
初デート

2つめは「メラビアンの法則」です。

「視覚情報」=顔や身長・体型・仕草・態度など
「聴覚情報」=声のトーン・大きさ・口調・テンポなど
「言語情報」=言葉・話の内容の構成など

人が人を判断する情報は、上記のように様々ありますが、相手に好印象を与えられるように、この中で比較的改善しやすいのは「声の大きさ・表情・仕草」の３つです。

ただ、自分ではどこかダメなのか気付けない場合がほとんどなので、親しい人に客観的に指摘してもらうことが大事です。

もしも客観的に見てもらうのが難しい場合は、日常を過ごす自分をカメラで撮影してみて、その映像を見て気になる部分を直すといいでしょう。

特に食事中や、会話中を撮影してみるのがおすすめです。

こちらを実践するだけで、初対面時に相手に与える印象がぐんと変わってきます。

注意点としてはインカメじゃなくアウトカメラで撮ること。また、普段気にしていなかった自分の気になる癖を発見した場合は、早めに直して初デートに挑むことが大事です。

初頭効果

(意味)
最初に提示された印象が最も記憶に残りやすく、最初の印象が後々の評価に影響を及ぼす現象。

(使える期間)
初デート

3つめは、「初頭効果」です。

マスクをつけて人と会うのが当たり前になったいま、マスクを外した時の最初の印象はとても重要になります。

そのため、日頃から髭の剃り残しや歯の黄ばみ、唇の乾燥などマスクで隠れている部分のケアや肌のコンディションをしっかりと整えることが大事です。

気になる箇所は会う前に改善し、自信を持って初デートに挑みましょう。

ランチョンテクニック

(意味)
食事をしながら話すことで、相手に親近感や好印象を持ってもらう効果。

(使える期間)
初デート〜交際中

最後のテクニックは「ランチョンテクニック」です。

人は口にものを入れているとき、口の中の感覚に注意が向くため思考が食事に集中するので、いつもより判断力が鈍くなり、相手の話を受け入れやすくなると言われています。

ただ、相手と食事をすることだけが目的になってはいけません。

女性が行きたいお店やオシャレで綺麗なお店、居心地が良くて美味しい料理が出てくるお店、相手が好きな食べ物をリサーチしておくことが大切です。

食事中の会話も重要で、会社の愚痴などは避けて楽しい話題を振るようにしましょう。

例えば相手に「休日は何をされていますか？」と質問して、「最近はコロナで外出を控えているので、自宅にいることが多いです」と返答がきたら「僕もNetflixで映画を観ることが多いです。最近のオススメ映画はなんですか？」と聞くなどして、相手にとって“楽しかったこと”を思い出させるような話題作りをすることが大事です。

以上が「初デートで使える心理学テクニック」になります。ぜひ意識してデートに臨んでみてくださいね。

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わしおみほプロフィール

結婚相談所「motto」メインカウンセラー。大手婚活会社（IBJ）にて、マッチングアプリ・婚活パーティー・婚活セミナー・結婚相談所に携わる。国家公務員向け婚活サービス店長、IBJメンバーズ大宮店店長を経て、独立。現在は婚活カメラマンとしても活動し、月に約80件程度のマッチングアプリプロフィール写真撮影を行っている。NLPプラクティショナー、LABプロファイルプラクティショナーの資格保有。

取材・文＝奥村百恵