2021/10/11
実録・読み物

【マッチングアプリ失敗談32】元ヤン女子にビビり倒した非モテ男子の末路(21歳・男性)

【みんなのアプリ失敗談32】元ヤン女子にビビり倒した非モテ男子の末路(21歳・男性)

マッチングアプリで婚活・恋活経験のある男性から寄せられた失敗談をご紹介します。


投稿者プロフィール

K(21歳・男性・大学生)
20歳まで彼女がいなかった非モテ男子。なんとかしてダサ男を卒業するべく、マッチングアプリにて修行中。

Tさん(20代前半・女性・大学生)
こちらは年が近めの専門学生。クール系女子という雰囲気で、茶髪セミロングが似合う美人。話を聞く限り元ヤンである。

マッチングアプリ失敗談

私が元ヤン女子とデートしたときの話をします。

20年間も彼女がいたこともないダサ男が、高校ではカースト上位に君臨していたタイプの女性と、まともに会話ができるのか。

画面の前のあなたはそんな疑問を持っていると思いますが、安心してください。

「会話」はしていました。ビビりながら。

以下ではお相手の女性をTさんと称して、私の”戦い”を実況していきます。

Tさんは近くの専門学校に通っている方で、私と年齢はほとんど変わらない女性でした。

マッチングしたときの印象は、「まあまあ絡みやすそう」という感じです。私の送ったメッセージに対するリアクションもよく、当時アプリでやりとりしていた女性の中では、かなりまともに会話できていた気がします。

Tさんは、プロフィールに顔を載せていたのですが、シンプルに可愛いかったですね。茶髪のセミロングがよく似合う顔立ちをしていて、もしこの子が「彼氏できたことないよ」と言ったら、一瞬で嘘だと分かるでしょう。

文字上でのやりとりもスムーズにできたところで、私は電話に誘ってみました。少しですがマッチングアプリでの会話の流れを掴んできている段階だったため、ここまでの流れはかなり順調です。

続いて電話で直接会話をしてみましたが、ここでもさほど変わった様子はありません。私の話に対してしっかり反応してくれるし、私が冗談を行ったときも笑ってくれるので、基本的に話しやすいタイプの女性だと感じました。

電話の最中、私が冗談を行ったときに「は?」と切り返してくることがありました。急に口調が変わるのは正直戸惑うこともありましたが、なんだかんだ彼女も冗談で言ってるようだったので、私もあまり気には止めませんでした。「少し変わった子なのかな?」程度でしか考えなかったので。

実はこのあたりのことが、後のフラグとなるわけですが…

15分という短い時間ながらも会話を楽しめたと感じた私は、Tさんにデートの約束を決めて電話を終了しました。ここでの印象は「可愛らしくて話やすい女の子」というくらいだったので、デートは普通に楽しみでしたね。

そして、デート当日です。とりあえず待ち合わせ場所にいってみると、すでにTさんは着いているみたいでした。実物を見てみると、予想通りの美人さんでした。

若干だけど、写真よりも可愛いかも。

マッチングアプリでは珍しく、写真よりも実物の方が美人であるという嬉しいギャップ。写真で盛る必要ないという堂々とした自信のようなものを感じ、Tさんへの印象は高まるばかりです。

ですが、私はここから苦労することになります。

Tさんと合流して歩き出したのですが、なんと意外と無口。「あれ?電話のときと雰囲気違う?」と思ったのも束の間、会って1分も経ってないのに、Tさんからは「で、どこいくの?」と一言。

分かりますか、この状況。
明らかに様子がおかしいのです。

これまで出会ってきた女性にはないオーラ、「男とデートするのは飽きた」と言わんばかりの落ち着いた様子。初対面の男性を前にして全く緊張していないばかりか、むしろ強気な態度。

間違いありません。
Tさんは、”上級者向け”の女性です。

「これはやばい」と思いながらも平静を装って、Tさんが好きだと言っていたラーメン屋に入ると、ここでも会話が中々続きません。どんな話題を振っても、クスリとも笑わないのです。そして逆に、「え、ここで笑うの?」という場面で、笑ってたりします。

完全にTさんのペースでした。

その後は公園のベンチに座って会話してみたり、散歩しながら会話したりしました。さっきよりは会話してくれるようになったのですが、まだ微妙な距離感を感じているところです。

ですが、表面上の話題だけでは親しくなれないと考えた私は、Tさんの高校時代について聞いてみることにしました。すると、「私はね、授業中パン食うのが好きだったよ。いつも友達と一緒にお菓子食べてた」と当たり前のように話していました。

あ、この子元ヤンじゃん。

他の女性の高校時代とは異なり、少々ファンキーなこともしていたというTさん。この話を聞いた私は、Tさんのクールな雰囲気と相まって、内心かなり怖気付いてしまいました。正直言って、私がビクついてたのは彼女に伝わっていたと思います。

私はこの時点でメンタル的に限界が来ていたので、とても美人だったTさんを前に、2回目のデートを誘うことができませんでした。

さらに、別れ際に「街で会ったら声かけるわ」と冗談で言ってみたところ、「多分覚えてねーわ」と言われ、私は完全にノックアウトしましたね。

完全敗北でした。

今このデートを振り返ってみた時に思うことは、女性の前では嘘でもいいから自信を持って振舞うべし、ということです。女性視点で自信のない男性は、たとえイケメンであっても魅力を感じません。

女性は心のどこかに「守って欲しい」感情があるため、そんな欲求に答えられるような強い男性を演出しなければ、モテるのは難しいのです。

特に今回のTさんのような”強い”女性の前では、自信のない男性は確実に敗北します。

今後はどんな女性が来ても自信たっぷりに振る舞おうと、Tさんと別れた後に強く思ったのでした。


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