「まず友達に」は間違い！いい人止まりの男性が犯しているミスとは？

こんにちは、恋愛・婚活サイト「LoveBook」編集長、“婚活の鬼コーチ”の川口美樹です。恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として、書籍出版やTV出演を通して、婚活に悩める皆さんにアドバイスを行っています。

非モテに苦しむ男性の中には、まじめな性格の方が多いように思います。まじめなゆえに、いい人止まり、友達止まり。そんなドツボにハマってしまうこともしばしば。実は、“いい人止まり”になってしまう原因は、最初のプロセスにあるんです。

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女性は最初に“アリ”“ナシ”を判断している!?

僕もいい人止まりだった経験があるので気持ちがすごくよくわかります。いい人で終わる男性の一番の間違いは「異性として見られる前に“いい人”になってしまう」ということ。これに尽きます。

最初のスタートが肝心です。「異性として見られている」状態でいい人になっていかないと、恋愛対象としての加点がされず「いい人だな」が「この人と付き合いたい」に紐づかないんです。特に異性の友達が多い女性、社交的な女性はそうなりやすいです。

男性の場合、女性から好意的な接触があると結構簡単に異性として好きになれますよね。女性にもそういうタイプはいるんですが、多くの女性は、最初に“異性としてアリかナシか”の判断があり、それが後になって覆ることはほとんどありません。

いったん“ナシ”のフォルダに入ってしまうと、そこから“アリ”のフォルダに移るのはとても難しいんです。評価が上がっても、あくまでも“ナシ”のフォルダの中で「いい人」として加点されていくのです。

異性として見られるにはどうすれば？

異性として認知されるための最初のポイントはやはり、清潔感のある見た目です。

手っ取り早いのは“顔の額縁”ともいわれる髪型を整えること。なるべく肌をきれいにしておくこと。ファッションは最初から個性を出しすぎるよりも、“減点されない”ことを意識したシンプルコーディネートがベターです。

出会う場所もポイント。職場やサークルといった特定のコミュニティ内の恋愛は、恋愛対象も友達関係も混在していて、入り口がコントロールしにくいという点で難易度は高めです。その点マッチングアプリなら、無理ににおわせようとせずとも恋愛をしにきていることは伝わります。

そのうえで、「一緒にいて楽しいけど友達にしか見られない」人にならないためには、男性性をそれとなく感じさせるコミュニケーションをとっていくことが非常に重要です。

いい人になりがちな人は最初のステップに「まず友達として仲良くなる」を入れちゃう人が多いです。ステップ1でもう間違えているんですね。最初から異性という前提でステップを踏んでいくことが大事なんです。

決め手は「恋愛関係を想像させるセリフ」

男性性を感じさせるには、まずこちらがあなたを女性として見ていますよ、とアピールすること。相手がどう扱われたいかにもよりますが、「かわいいね」とか「綺麗ですね」とか、恋愛関係を想像させるようなセリフを言うことです。

これは特定の殺し文句があるというわけではなく、あなた自身が恋愛においてどういうバリューを発揮できるかに関係します。

たとえば僕の場合、人の話を聞くことが好きで相手を承認してあげることが得意なので、癒しを求めている年上女性のニーズと一致します。そういう女性と出会ったら、2～3回会って彼女の悩みや愚痴をたっぷり聞いて「〇〇さんの愚痴だったら僕いつでも聞くんで、遠慮なく甘えてくださいね」っていうんです。

「甘える」っていう言葉って、単なる友達とか仲のいい知人には使わない言葉ですよね。まず相手の話を聞いて相手のことを承認するっていうステップを踏んで、頼れる相手だと感じさせたうえで「甘えてくださいね」で“単なる友達”とは違う関係性をアピールすることができます。

相手が恋愛に対して持っている欲求、僕の得意なケースで言うと「甘えたい」「癒されたい」などのニーズに刺す言葉でジャブを打っていく。それに対して好意的な反応があれば、向こうも恋愛のスイッチが入っている証拠です。

そこからは少しずつ、手をつないだり、ロマンチックなデートスポットに行ったり、失礼のない範囲で肉体的、精神的な距離を近づけていきます。

このような「最初から異性を感じさせる」雰囲気づくりが大事です。このステップをしっかりと踏んでいけば、いい人止まりになることは避けられるでしょう。

川口美樹（かわぐち・よしき）プロフィール

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVにも出演し、Twitterのフォロワーは1万人を越える。著書に『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか？』（キッカケ出版）、『「私のことが大好きな彼」をつくり出す！ “今ドキ男子 “の神トリセツ』（大和出版）など。恋愛・婚活サイト「LoveBook」の編集長も務める。