「ただしイケメンに限る」は間違っている！婚活成功への「見た目」の考え方＜後編＞

こんにちは、恋愛・婚活サイト「LoveBook」編集長の川口美樹です。恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として、書籍出版やTV出演を通して、婚活に悩める皆さんにアドバイスを行っています。

「イケメンじゃない自分は、どうせモテない…」「彼女なんてできない…」と思っていませんか？実はそんなネガティブマインドこそが非モテの正体。今回は、わかっていてもなかなか脱出できない“どうせマインド”を吹き飛ばすヒントをご紹介します。

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すべての女性がイケメンを選んでいる訳ではない

ご自身を“モテない”と思っている男性にまず知ってほしいのは、すべての女性はイケメンが好きなんですけど、イケメンを必ずしも選ばない、ということです。みんなイケメンと付き合いたいと思ってはいても、実際に付き合うのはイケメンばかりじゃないよね、っていうことです。

当然イケメンの方がカッコいいし、付き合えるんならそれが一番いいんだけれど、女性側も本人のセルフイメージが追い付いてなければそういう人たちとは付き合えないと思ってしまうもの。あくまでも目の保養、見ているのが好き、みたいなスタンスがまず一つあるので、ネット上でイケメンがどうこう言われてる「好き」は恋愛対象としてあんまり考えられてはいないと思っていいでしょう。

客観的な事実に基づいて考えると、イケメンではない普通の男の子が彼女を連れていたりする。「ただしイケメンに限る」みたいなワードは一種のギャグだと思った方がいいです。

それでもあなたがモテないのなら、「自分はイケメンじゃないから女性と付き合えない」という卑屈な考え方、「どうせ俺なんかが努力してもモテることなんかないでしょ」という精神性こそがモテない要因なのかもしれません。

プロに任せて卑屈な気持ちを飛ばす！

でも、見た目というのはあなたの思っている以上に簡単に変わります。髪型なんかは特に、プロに任せればガラッと変わって、そうすると卑屈な気持ちもけっこう飛ばすことができるので、まず課金してみるっていうのはありだと思いますね。

“課金”というとゲームを連想すると思います。でも実際、オンラインゲームでダサい装備をしているよりも課金して装備を一新した方が攻略が早く進むのと同じです。プロに任せることもできるのに、それもせず見た目を磨かないのは「どうせ無課金勢はたいした装備もできなくてギルドにすら入れてもらえないんだろう」って言ってるのと同じなんですね。だったら金使えばいいだろう、ということなんです。

もちろん、必ずしも課金に躍起になる必要はありませんが、見た目に投資をするっていうことでちょっと自分自身の外から見えるイメージを変えるだけで、女性の反応も変わってくるということは本当にあるんです。

脳の仕組みが実証！「行動が気持ちを変える」

もう一つ、マインドを大きく変える発想の転換は、気持ちと行動の作用についてです。よく、「やる気が出なくて取り掛かれない」なんて言ったりしますが、実は脳は「気持ちが変わるから行動できる」のではなく、「行動するから気持ちが変わる」という順番で作用しているんです。それは、脳を調べてもうわかっていることです。

たとえばいい映画を見て、心が感動したから涙が出た、という順番で僕らは認知していますが、脳の作用から言うと「涙が出る」が先にあって、「感動」が後から来るものなんです。0コンマ何秒の差でほぼ同時ではあるんですが、先に涙が流れるっていう動きがあって「あ、涙が流れてるから今感動してるんだ」っていう認知になるんですね。

また、脳の中には淡蒼球といって、モチベーションのスイッチがあるんですが、この淡蒼球はどんなに頭を動かしていても一切スイッチが入らなくて、手を動かしたり足を動かすことでスイッチが入ります。いろんなデータが「行動が先で感情が後である」と立証しているので、マインドを変えようと思った時に最初にやらなきゃいけないのは「なんでもいいから行動に出ること」なんです。

やる気が出るのを待っていても何も始まりません。モチベーションのスイッチは行動にあるんです。昨日の自分よりも少しでも自分を磨くために、何か一つでも行動を起こしてみてほしいと思います。

川口美樹（かわぐち・よしき）プロフィール

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVにも出演し、Twitterのフォロワーは1万人を越える。著書に『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか？』（キッカケ出版）、『「私のことが大好きな彼」をつくり出す！ “今ドキ男子 “の神トリセツ』（大和出版）など。恋愛・婚活サイト「LoveBook」の編集長も務める。

構成・文＝酒寄美智子