【実録】結婚相談所で本当にあった怖い話『地雷系トリセツ女子』
こんにちは、婚活アドバイザーの石川瞳です。
【30歳以上の結婚したい男性】に特化した結婚相談所を経営し、様々な男性からの恋愛相談を受けてきた私が、その経験と実績を活かし、“女性から選ばれる男性の秘訣”についてお伝えしていきます。
「連絡頻度は一日○まで」「LINEは何時までに」…守らないと怒られる
恋は盲目と言いますが、恋愛にのめり込むと、人は正常な判断能力を失いがちです。特に真剣に結婚を考えている人ほど、その傾向が強いように思います。
あなたの周りにもいないでしょうか。「その人は止めたほうがいい」とどんなに言っても、「俺だけは彼女を信じる!」と、聞く耳を持たず、突き進もうとする人。
もちろん、当事者にしかわからない事情もあるでしょうが、婚活アドバイザーの私から見ても「一旦ストップしようか」という案件は結構あります。
そこで今回は、結婚相談所であった本当に怖い話しをご紹介したいと思います。タイトルは『トリセツ女子』です。
ある日、私の結婚相談所の会員さんが、十数枚のPDFを見せてくれました。なんとそれは、彼の交際相手が自作した『私のトリセツ』。
彼女と付き合う上でのルールが一冊にまとめられたそれは、まるで業務用の資料のようでした。しかもご丁寧にイラストが添えられています。この時点でも十分怖いのですが、さらにゾッとするのがその内容で、
「夜遅くにLINEをされるのは迷惑だから止めてね」
「連絡頻度は、一日○回まで。電話は毎日○〜○時までの間」
「メイク直しをしたいから、待ち合わせには少し遅れて来るように」
など、彼女主体のルールが山のように並んでいたのです。
男性に詳しく話を聞いてみると、どうやらデートのたびに彼女から「どうして私の思った通りに動いてくれないの?」と怒られていたようで、「何もわかっていないあなたのために、私のトリセツを作ってあげたから読んでおくように」と渡されたとのことでした。
「いつの間にか、上司と部下のような関係性ができあがり、常に彼女の顔色を伺ってしまう」と、誰が聞いても普通じゃない状態なのですが、彼はそれをマリッジブルーだと信じ、自分が頑張らなければと思い込んでいました。それほど追い詰められていたのです。
彼女のやっていることは、明らかにモラハラです。彼にその事実を説明し、交際は解消することになりました。
かすかな違和感を見逃してはいけない
さて、その“トリセツ女子”ですが、見た目は可愛らしいお嬢さん。プロフィールもいたって普通。なので、お見合いの時点ではそんな性格だとは私も見抜けませんでした。
結婚相談所でもマッチングアプリでも、残念ながら相手の性根まではわからないので、防ごうにも防げないのが本当のところです。
ただ、会う回数を重ねるごとに、何かしらの違和感は見えてきます。その男性もデートの節々で、彼女に対し「おや?」と思うところはあったようです。
たとえば、店員さんへの態度が横柄だったり、電車に乗り込む際にほかの人を押しのけたり。他者への思いやりに欠ける言動が随所に現れていたことがわかりました。
それでも、彼女に向き合うと決めた手前、現実から目をそらしていたんですね。
男性は我慢してしまう人が多いです。でもだからといって、自分の気持ちをないがしろにしていいわけはありません。辛いと思ったら何が辛いのか、一度分析してみることが大切です。
一緒にいてしんどいと思う時間が多いなら、ご縁がなかったと思って諦める勇気も必要です。結婚というゴールに執着しすぎず、広い視野をもって、恋愛を楽しんでくださいね。
石川瞳プロフィール
【30歳以上の結婚したい男性専門】に特化した結婚相談所「Braidallink目黒」代表。神経言語プログラミングNLPを学びカウンセラーを経験し、2016年に結婚相談所を立ち上げる。男性に特化した「戦略的に成婚退会できる」婚活メソッドで婚活男性をサポートし、成婚率は業界水準を大きく上回る82.6 %を記録している。30〜40代男性をターゲットに書いた婚活ブログがGoogle1位を取得。 YouTubeチャンネル「さよなら婚活チャンネル」の登録者は1.4万人。
取材・文=中村未来
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