2021/11/15
実録・読み物

【マッチングアプリ失敗談37】オタクな僕が恋愛攻略に走りすぎた結果…(24歳・男性)

【みんなのアプリ失敗談37】オタクな僕が恋愛攻略に走りすぎた結果…(24歳・男性)

マッチングアプリで婚活・恋活経験のある男性から寄せられた失敗談をご紹介します。

投稿者プロフィール

T(24歳・男性・フリーター)
田舎に住むいわゆるオタクで、特に地下アイドルが大好き。毎月1回は、推しのライブに行くのが楽しみ。中学校の時に同じくオタクの女の子と半年程度遊び感覚で付き合った程度で、キスの経験が数回しかない。恋愛にはすごく興味があり、恋愛心理学については本などを読んで学習している。恋愛関連の映画やドラマも大好き。

マッチングアプリ失敗談

「オタク」と聞いて、みなさんはどのような人物を思い浮かべますか?

私は、みなさんが思い浮かべるような典型的なオタクです。アニメや漫画などオタク文化と呼ばれるものは一通り好きですが、特に愛してやまないのが地下アイドル。推しのアイドルがいるので、そのアイドルのライブに駆けつけて、仲間と共に時間を忘れて楽しむのが生きがいです。

しかし、私が世間一般のオタクと異なる部分が1つだけあります。それは、恋愛に物凄く興味があり、知識もたくさんある点です。一般的なオタクは、「恋愛なんて僕とは無縁なものさ」というスタンスで強がる人が多いですが、私は恋愛にとても興味があります。

とは言っても経験が豊富なわけではなく、恋愛心理学の本を読み漁ることや、恋愛に関する映画やドラマを見ることが好きなだけで、「経験はほとんどないけど、本やその他メディアから学んだ知識は豊富」というとても奇妙な趣向を持ったオタクです。これから紹介するお話は、私の頭でっかちな知識を応用した結果、女性とうまくいかなかった失敗談です。

「オタクだけど、彼女が欲しい!」と常々思っていた私は、どうすれば女性と出会えるのかをずっと悩んでいました。そんな状況の中、ある日SNSを見ていて目に付いたのが、マッチングアプリの広告。「趣味や価値観の合う彼女ができる」という謳い文句を見て、「これなら自分も趣味を共有できる彼女ができるかもな」と思い、マッチングアプリを始めることにしました。

自分の性格上、思い立った時にすぐ行動しないと後でめんどくさくなってやらなくなることがわかっていたので、その日のうちに広告で見たマッチングアプリをダウンロードし、簡単なプロフィールを作りすぐに有料プランに課金しました。いざマッチングアプリを始めてみると、自分が想像していた何倍も魅力的な女性ばかりで、テンションはMAXに。気になる女性に片っ端からいいねを送りまくりました。

しかし、自分のオタクの雰囲気がスマホの画面を通してでも伝わるのか、自分が送ったいいねの数に対しマッチ数はかなり少なく、アプリを始めた2週間ぐらいでやり取りした女性は3人のみ。その中で仲良くなれそうな女性もいましたが、顔写真を送るくだりになりキメ顔の写真を見せた結果、すぐさまブロックされました。

ある程度は覚悟していたつもりですが、「お前の顔が生理的に無理!」と言われているようで、かなりショックでした。しかしそれで心が折れるほど私の彼女が欲しいという気持ちは弱くなく、その後も気になる女性にいいねを送ってアプローチを続けました。

アプリを始めて1ヶ月ほど経過したある日、いつものように気になる女性を探していた際、「うわ!」とプロフィール写真を見て思わず声が漏れた瞬間がありました。1人の女性が、私が最も推しているアイドルのタオルを掲げて記念撮影した写真をプロフィールに設定していたからです。

「この人となら絶対仲良くなれる!」と思い、急遽自分もプロフィール写真を変更。そのアイドルのライブに参戦した時に撮った写真を設定し、「自分もそのアイドルが好きです!」ということが一目でわかるようにしてから、その女性にいいねを送りました。

この工夫の効果なのか、すぐにマッチが成立し女性の方から、「〇〇(アイドル名)が好きなんですか!私も大好きです!ぜひ仲良くしましょう!」とメッセージが送られてきました。その女性と仲良くなるのには時間がかからず、そのアイドルの話題を中心に話題が途切れることはなく、メッセージを始めて1週間後に実際に会ってご飯を食べながらお互いの好きなものについて語る会をすることに。

「これは、オタク仲間としてだけではなく彼女として、両方の関係が楽しめる女性と出会える千載一遇のチャンス!」と考えた私は、週末のデートのために今まで読み返してきた恋愛心理学の本を一から読み直し、女性を落とすテクニックを確認していきました。念には念を押すため、駆け引きのコツやデートの際に心がけるべきことなど、恋愛に関する動画をひたすら見続けて、知識を頭に詰め込みました。

デート当日になり、待ち合わせ場所に10分前に到着。「女性と会った瞬間、『その服、可愛いね!』と褒めろ!」という最初に使うべきテクニックを頭の中で何度もイメージして、相手の到着を待っていました。

「お待たせしました、着きました!青い服を着て、〇〇の前にいます」とLINEがあり、教えてもらっていた服の色をたどりに女性を探すと、自分の想像をはるかに超える美女がそこには立っていました。私は自分と同じようなオタクの雰囲気たっぷりな女性を想像していたので、正直その瞬間覚えてきたテクニックがすべて飛びかけました。

しかも、「Tさんですか?」と目が合った瞬間相手から声をかけてきたのでかなりびっくりして、思わずオタク独特の挙動不審が発動。「あ、どうもです。そ、そ、そのワンピース、かわいいですね、、、」とたどたどしく決めていたセリフを吐くのが精一杯でした。

しかし女性が、「ありがとうございます!このワンピース、買ったばかりのお気に入りなんです!」と微笑みながら言ってくれたので、なぜかその瞬間に「よし!動画で聞いたテクニックは有効だ!今日はいけるぞ!」と全く根拠のない自信を持ってしまいました。

そのまま事前に決めていたカフェに到着し、それぞれ自分のメニューを注文。注文したドリンクが届いた後は相手からいろんな話題を振ってくれました。しかし、私は「次はこのテクニックを使おう!」という考えで頭がいっぱいで、まともに会話できず相槌するので精一杯。一番推しているアイドルの話について聞かれても、「次は、相手の目をじっくり見つめながら、5秒間黙るテクニックを使おう!」という考えしかなく、会話は終始しどろもどろ。

テクニックを使おうということしか考えていなく、会話を楽しむという意識はまったくなかったので、女性は全く楽しくなかったでしょうね。今思えば、「2時間程度時間はあります」と事前に話してくれていたのに、1時間位で「そろそろ出ましょうか」と言われたのは、十中八九そのせいでしょう。

帰宅している最中、「自分が想定していたテクニックはすべて使えた!」と大満足で、「帰ったらなんてお礼の連絡をすればよいか、また動画を参考にLINEをしよう!」と浮かれていました。家に到着しスマホを見ると、相手からのLINEが届いていました。「お、早速相手から次のデートのお誘いかな!」と有頂天でLINEを開くとびっくり。

そこには「失礼ですが、Tさんが同じことを繰り返さないためにも忠告しておきます。今日は、めちゃくちゃ時間の無駄でした。話題を振っても全然反応しないし、薄っぺらいテクニックみたいなものばかり使ってくるし、モテない男性の代表例です。今まで会った男性の中でも、かなりひどい方です。今後、別の女性に同じ思いをさせないよう、今日の振る舞いを思い返してみてください。それでは。」という長文が送られていたのです。

これを見た瞬間、「やってしまった!」と感じました。というのも、デートの前に読んだ恋愛心理学の本の最後に「ここで紹介する内容はテクニックとして重要ですが、1番大事なのは『女性を楽しませるという気持ち、配慮』です。くれぐれも、テクニックにばかり気を取られて、目の前の女性をないがしろにしないでください!」と書かれていたからです。

私はその本の著者が危惧していたことを、まんまと再現してしまいました。女性には謝罪の内容のLINEを送りましたが、その後返信がなかったのは言うまでもありません。

私のように女性経験がほとんどない男性は、張り切り過ぎてテクニックなどに走りがちです。しかし、1番重要なのは「女性を楽しませる気持ち」だということを痛感しました。みなさんも、知識を詰め込み過ぎて頭でっかちになりすぎないよう注意してください。

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