【実録】結婚相談所で本当にあった怖い話Vol.2『夢見る40代男』
こんにちは、婚活アドバイザーの石川瞳です。
【30歳以上の結婚したい男性】に特化した結婚相談所を経営し、様々な男性からの恋愛相談を受けてきた私が、その経験と実績を活かし、“女性から選ばれる男性の秘訣”についてお伝えしていきます。
結婚相談所は「美人と出会える場所」ではない
前回、結婚相談所で本当にあった怖い話しをご紹介したところ、たくさんの反響をいただきました。というわけで、今回は第二弾をお話させていただきたいと思います。
タイトルは『自分を分かっていない男の理想』です。
それは、私が結婚相談所を開業して、間もなくのことです。ある男性から入会希望のお問い合わせをいただきました。40代後半の介護職をしている男性です。
面談のため駅前で待ち合わせをしたのですが、そこに現れた方を見て、私はびっくりしました。
シワシワのシャツには、カレーのようなシミがついていて、デニムは裾が地面についてボロボロ。髪も起き抜けのままなのか、寝癖だらけ。どうやら顔も洗ってないようです。
少なくとも、大人の男性が、初対面の人に会う格好ではありませんでした。
簡単な挨拶を済ませて、カフェに向かったのですが、その道中でも、子供を押しのけてエスカレーターに乗ったり、エレベーターでは並んでいる人を抜かして間に割り込んだり。
入ったカフェでは、店員の案内に従わず、広いソファ席に陣取るという始末。
私は前職から、結婚相談所を開業して以降も、様々なお客様の対応をしてきましたが、このような振る舞いの方に会うのは初めてのことでした。
でもひょっとしたら、会話していく中で、彼の良い部分が見えるかもしれない。一筋の希望を持って面談をはじめましたが、出てきたのは「趣味はギャンブル、貯金はゼロ」という情報。期待は裏切られず、ある意味予想通りでした。
そして極めつけは、私が結婚相談所のシステムを説明し終えたときに彼が放った一言です。
「俺、美人と暮らせるかなー」
一瞬、聞き間違いかと思いました。しかし続けて、「美人と歩くと、緊張するしなー」と言ったのです。私はスゥっと気が遠くなる感覚を覚えました。彼は結婚相談所を「自分の夢が叶う場所」だと思っていたのです。
結局、その男性は会費が支払えず入会には至りませんでしたが、この出来事は、怖い話として、私の心に深く刻み込まれました。
努力しない男に、良いご縁は巡ってこない!
誤解しないでほしいのは、私は容姿で人をふるいにかけているわけではありません。何を趣味にするのも自由です。貯金がゼロでも、これから貯める気持ちがあればいいのです。
でも、今から婚活しようと思う人が、ボロボロのシャツを着て平気でいられるでしょうか。割り込みまでして自分を優先する姿をお見合い相手に見せるでしょうか。
繰り返しますが、結婚相談所は「夢を叶える場所」ではありません。ご成婚に結びつくかどうかは、本人の努力次第です。もっと言うと、努力しない人に良いご縁は巡ってこないのです。
婚活は、「相手を選ぶ立場」であると同時に、「選ばれる立場」でもあります。そのことを忘れてしまうと、あなたも夢見る男になってしまうかもしれないので、ご注意くださいね。
石川瞳プロフィール
【30歳以上の結婚したい男性専門】に特化した結婚相談所「Braidallink目黒」代表。神経言語プログラミングNLPを学びカウンセラーを経験し、2016年に結婚相談所を立ち上げる。男性に特化した「戦略的に成婚退会できる」婚活メソッドで婚活男性をサポートし、成婚率は業界水準を大きく上回る82.6 %を記録している。30〜40代男性をターゲットに書いた婚活ブログがGoogle1位を取得。 YouTubeチャンネル「さよなら婚活チャンネル」の登録者は1.4万人。
取材・文=中村未来
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