【実録】40代男性がハマったパパ活アプリの落とし穴
こんにちは、婚活アドバイザーの石川瞳です。
【30歳以上の結婚したい男性】に特化した結婚相談所を経営し、様々な男性からの恋愛相談を受けてきた私が、その経験と実績を活かし、“女性から選ばれる男性の秘訣”についてお伝えしていきます。
年収1000万円の男性は“良いお客様”
ご好評いただいている「婚活で本当にあった怖い話」シリーズ。今回は楽な出会いに走ると身を滅ぼしてしまうというお話について紹介します。
婚活を始めてもお見合いの申込みはおろか、こちらから申込んでも断られるということに悩んでいる男性も多いのではないでしょうか。
この「会えない」というのは、婚活をしている人にとって非常に大きなストレスです。
私の会員さんの中に、なかなかお見合いに結びつかない男性がいました。
大手商社勤務で年収は1000万円。しかし、40代後半という年齢と100キロを超える体型に加え、彼が30代前半のキレイな女性ばかりを希望していたため、リアルな出会いを妨げていました。
そして彼はついに、「パパ活アプリ」に手を出してしまったのです。
婚活男性にとって、パパ活アプリは麻薬です。一度使うと、簡単には戻ってこられません。なぜなら、お見合いよりはるかに簡単に、実際に会えてしまうからです。それも20代前半の若くて可愛い女の子に。
私も画面を見せてもらいましたが、元モデルやレースクイーンなど、錚々たる経歴の美しい女性たちが並んでいました。
男性は、1万円を払えば可愛い女の子が自分と一緒に食事をしてくれて、さらにはニコニコ笑って話を聞いてくれることに味をしめてしまいました。
しかし、パパ活女子からしてみれば、年収1000万円の男性は“良いお客様”でしかありません。
美味しいものを食べさせてくれて、おまけにお小遣いとタクシー代までくれるわけですから。できるだけ何度もお小遣いをもらうために、愛想を振りまいているだけだったのです。
地方からくるパパ活女子たちの
お金の話の切り出し方とは?
「僕といると楽しいと言ってくれる」
「また、食事に行きましょうねと言われました」
そう嬉々として語る彼でしたが、所詮お金だけのつながりです。私は尋ねました。「食事代だけでなく、彼女たちからお金を貸してほしいと頼まれませんでしたか?」と。
案の定、彼は彼女たちにお金を貸していました。
「遠方にいるお母さんがおばあちゃんの看病で働けなくなり、姉は離婚したばかりで頼れず、お父さんも転んで足を悪くして働けない。私が家族を支えなければいけないので、月20万円貸してほしい」
高額ですし客観的に聞くと怪しいと分かりますが、「〇〇くんしか頼れる人がいないの」と言われた彼は、「家族想いの頑張り屋さんな彼女を救えるのは僕しかいない!」と思い込み、振り込んでしまったのでした。
恐らく二度と返済されないお金です。おまけに彼女たちの住まいは、なぜか札幌や福岡など遠方ばかり。
知らないおじさんと食事をするために、わざわざ飛行機に乗って東京まで来るでしょうか。それもきっと嘘です。
結局その男性は、婚活を諦めて、退会していきました。今もパパ活アプリに熱中しているかもしれません。
パパ活アプリが是か非かというモラルの話はさておき、一度ハマると、本当に抜け出せなくなってしまいます。
この男性以外にも、そんな方を私は見てきました。真剣に婚活したいのであれば、まっとうなルートを使って、根気よく頑張るしか道はないのです。
また、恋愛関係にお金の授受はありません。
女性はいいなと思っている男性に対して「今日は割勘にしましょう」「ここは私が出すよ」と言うことはありますが、「お金ちょうだい」「お小遣いが欲しい」とは言いません。
もし今そういう状況にいる男性がいたら、その時点で違和感に気づいてほしいです。
楽な出会いは身を滅ぼすだけだと覚えておきましょう。
石川瞳プロフィール
【30歳以上の結婚したい男性専門】に特化した結婚相談所「Braidallink目黒」代表。神経言語プログラミングNLPを学びカウンセラーを経験し、2016年に結婚相談所を立ち上げる。男性に特化した「戦略的に成婚退会できる」婚活メソッドで婚活男性をサポートし、成婚率は業界水準を大きく上回る82.6 %を記録している。30〜40代男性をターゲットに書いた婚活ブログがGoogle1位を取得。 YouTubeチャンネル「さよなら婚活チャンネル」の登録者は1.4万人。
取材・文=中村未来
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