【マッチングアプリ失敗談2】外国人女性のエスコートに失敗した話(25歳・男性)
入店した日本料理屋は、日本語や中国語の印刷されている張り紙や提灯などが飾り付けられ、店内の至る所にはなぜか水槽があり、そこには沢山の金魚が泳いでいました。私たちは水槽の隣の席に座り、改めてお互いに自己紹介をしました。
私は「私の名前はHです。Aさんと出会えて嬉しいです」と言い、Aさんは「私もHさんと会えて嬉しいです。日本人に会ってお話をするのが私の夢でした」と言いました。
Aさんの話を詳しく聞いてみると、幼少期に辛かった時などに日本のアニメや漫画が彼女を助けてくれたらしく、そこから日本文化オタクになったようでした。彼女の生い立ちや日本文化を好きになったきっかけを知り、私も何か答えなければと思い、自分の幼少期の話や学校の話をしました。
そうこうしているうちに注文していた料理が運ばれてきました。Aさんが注文したのはカリフォルニアロールのような如何にも"外国の寿司"で、それにワサビや甘い醤油が付いていました。私は親切心から「醤油はあまり付けない方がいい」とか、「箸はこう使うのが正しい」と色々と教えてあげました。
しかし、Aさんは既に自分なりのスタイルを確立しているらしく、私が色々と教えてあげると、不満気に「そんなに私の食べ方が気に入らないの?」と少し怒らせてしまいました。女心は難しいです。そんな少しヒヤッとするようなハプニングがありつつ、楽しく食事デートを終え、お会計しました。
もちろん、気になる子だったし、デートに対する感謝を表すためにも、「ここは僕が奢るよ」と言いました。しかし、Aさんは何やら不思議そうな顔。Aさんいわく、「男が女に奢るのは当然」とのこと。
私はもともと奢るつもりだったので、そのままお会計を済ませましたが、何だか心にモヤモヤが残っていました。私の意見では、「奢ってもらった時には感謝する」のが当然だったのです。
そのモヤモヤが抑えきれずに、私はこのようなことを口走ってしまいました。「日本では誰かに奢って貰った時に少なくとも"ありがとう"は言うよ」と。
すると、彼女の態度は一変しました。「私はそんなこと頼んでいないし、男が奢るのはロシアでは普通のことだから、感謝するのは変だ」と言われました。
「これも文化の違いなのかな」と思いつつ、その後も公園を散歩していると、彼女の表情が曇ってきました。何事かと思い、聞いてみると、私のことを睨みつけてこう言いました。
「連れている女性が寒そうにしてたら、上着を貸すのが常識でしょ」確かに、その日は曇天で、風が強い日でした。ノースリーブでミニスカートだった彼女からしたら、寒そうにしている女性に気遣う素振りも見せない私に苛立ったのでしょう。
私たちはその場で別れ、彼女から2度と連絡が来ることはありませんでした。女性を気遣うことの重要性を思い知らされた私の失敗談です。
NOVIOは、KADOKAWAが運営する男性の恋活・婚活をサポートするサイトです。 恋愛に役立つ記事が読める他、マッチングアプリ用の写真撮影、プロフィール添削、恋愛相談など、 NOVIO公認の恋愛コーチによる1対1のサービスが受けられます。 ぜひチェックしてみてくださいね!