【マッチングアプリ失敗談5】二兎を追う者は一兎をも得ず（22歳・男性）

投稿者プロフィール

F（22歳・男性・IT企業）
独身で実家暮らしをしています。居酒屋めぐりと音楽が趣味。

人とのコミュニケーションは少し苦手ですが、慣れるといっぱい話すタイプです。最近はリモートワークの影響で外に出る機会が減ったので、映画鑑賞も始めました。

マッチングアプリ失敗談

そろそろ彼女が欲しいなと思い、まわりの友人が利用していたこともあり、マッチングアプリをやり始めました。

早速Sさんという女性とマッチしました。20歳の大学生で黒髪ロングの清楚な、ザ・美人という感じです。

これに対し僕はと言うと、顔や身長も普通な一般的な大学生で、スペックの差が歴然でした。「こんな僕でいいのかな？」と不安に思っていたのですが、Sさんとは音楽の話で盛り上がり、お互いに意気投合。一度会ってみることになったんです。

当日、僕が待ち合わせ場所に先に着いて待っていると、後ろから「やっほー」と声をかけられました。そこには写真通り美人のSさんがおり、僕と釣り合うかより一層不安になったのを覚えています。

そんな不安はさておき、何をして遊ぶか話し合った結果、僕たちは居酒屋へ行くことにしました。僕はこの時かなり緊張していたのですが、Sさんはすごく明るい方で、会話がかなり弾んだんです。

特にメッセージをしていた時と同じく、音楽の話でかなり盛り上がりました。好きな音楽のジャンルや好きなアーティストなどなど、色んなことを話せました。

そのかいもあってか、その日のうちにSさんの方から「また会いたい」とお誘いを受けたんです。僕自身このときはとても嬉しく、二つ返事でOKを出しました。

そしてその日はそれで解散して、後日カラオケとバーに行くことに。そして月日は流れ、2回目のデートの日がやってきました。まずはカラオケに行こうということでカラオケに行ったんですが、そこで思いもよらぬ展開になったんです。

Sさんの方から「相談したいことがあるんだけど」と言われ、相談に乗ると、なんと彼氏と関係がうまくいってなくて悩んでるとのことです。「彼氏いたのかよ」と驚きつつも、「僕に相談してくるなら付き合えそうだな…。」とウキウキしていました。

そのこともあって、その日は僕から色んな話をすることができ、かなり盛り上げることに成功し、後日また会う約束をしてその日はお開きにしました。ここまで見た感じだと、わりと順調に話が進んでそうですが、ここで緊急事態が発生します。

なんとSさん以外にもマッチングアプリで親しくなる人ができたのです。彼女の名前はMさんと言い、21歳の大学生、見た目は黒髪ショートでアイドルにいそうな感じでした。

正直なところ、SさんよりもMさんの方が僕のタイプでして、アプリ上で僕の方から猛アタック。その結果、Mさんとも遊ぶことになったんです。

ですが、ここで1つ問題が発生します。なんとSさんと遊ぶ約束をしていた日以外に、Mさんの空いている日がなく、次遊べるのが1ケ月先との知らせを受けたんです。

すごく悩みましたが、「この機を逃すまい」と思い、Sさんの予定を先延ばしにし、Mさんと遊ぶことにしました。そして無事にデート当日をむかえ、Mさんとは軽くランチをすることになったのですが、また問題が発生します。

会話が全く弾まないんです。趣味や聞く音楽も違い、それに加えてMさんはかなり静かなタイプでした。僕もどちらかと言えば静かなタイプなので、お互いに気まずくなってしまい、その日はそのままお開きになり、次会う約束もしませんでした。

このことがきっかけでSさんへの思いが強まり、Sさんとまた遊ぼうと思い連絡を入れたのですが、ここで衝撃の事実を知らされます。なんと、Ｓさんには新しく彼氏ができていたんです。完全に失敗ですね。

初めからＳさんに絞ってアタックすればよかったのに、予定をキャンセルしてしまったのが良くありませんでした。あれが脈ナシのサインと受け取られてしまったのかなと思っています。

正直、当時の僕は2人の女性と仲良くなれたことに調子に乗ってしまい、天狗になっており状況を冷静に判断できていませんでした。「予定を先延ばしにしても、まあ付き合えるでしょ」と高を括っていたのですが、Ｓさん的にも「あの人でいいのかな」と悩んでいたはずですし、僕以外の候補がいてもおかしくありません。

そしてその状態での予定キャンセルは、付き合う気がない、好きじゃないんだなと思われてしまいます。日本には「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがありますが、まさにその通りになってしまいました。2人ともと仲良くしてから決めるという曖昧な選び方ではなく、どちらかにバシッと決めてしまうべきです。

恋愛は色んな要素が絡み合っており、結果がどっちに転ぶかはふたを開けてみないと分かりません。そのため、どっちつかずの態度をとることは「脈ナシ」の捉えられてしまい、恋愛は成就しないです。

男らしく当たって砕けろという気持ちで、1人の人に猛アタックすることが成功のカギになると痛感しました。