【マッチングアプリ失敗談14】モデル女子と音信不通になった話（21歳・男性）

マッチングアプリで婚活・恋活経験のある男性から寄せられた失敗談をご紹介します。

投稿者プロフィール

K（21歳・男性・大学生）
学生で1人暮らしをしており、マッチングアプリを使って出会いを探している男子大学生です。しっかりしている女性が好きだという恋愛観を持っています。

マッチングアプリ失敗談

Yさんはカフェなどでバイトの掛け持ちをしている20代前半の女性で、将来やりたいことのためにお金を溜めているという感じでしっかりとした方でした。Yさんは東京の芸能人がよく来るお店で働いていたことがあったり、モデルにスカウトされた経験があるくらい素晴らしい容姿の持ち主です。

正直これまでの20年ほどの人生で出会ったことがないレベルの女性でした。実際にかなり有名な芸能人に顔を覚えられていたこともあったりと、私のような平凡な男が喋れるような女性ではないことは明らかでした。

ですが、世の中とは日々進化していくものです。女性経験が希薄な私でも、マッチングアプリの存在によってこの女性と2人きりでデートをする権利を得ることができました。

まずマッチしたときは目を疑って、正直間違って私を「ライク」したのかなとすら思いました。ですが、LINEを交換して電話もしてみると普通に私との会話を楽しんでいる様子。

私は期待を込めてデートのお誘いをしたら、案外快く許可してくれました。とんでもなく嬉しかったのを今でも覚えています。

1回目のデートはカフェで2時間ほど話した後にお酒を飲むという流れでした。初対面のYさんは、自分と同じ年代とは思えないほどのクールな服装でやってきて、私は今までのデートの中で一番緊張していました。

会話はというと、私自身もコミュニケーションについてはかなりの勉強熱心な男。初対面にしては話の盛り上がり方も上手くいき、その日は次のデートを約束するところまで成功することができました。

ここまでの段階でYさんのイメージは、「クールだけど可愛らしい美人」という印象で、2回目のデートが確定している私は心の底から幸せの中にいた記憶があります。

Yさんは仕事関係でかなり忙しい方だったので、その後は少し期間が空き、たまに電話などで喋っていました。この段階でもYさんは私との会話を純粋に楽しんでいる様子で、比較的好印象な雰囲気がありました。

そしてついに2回目のデートがやってきます。

当日は少し肌寒く雨も強めに降っていたので、天気としては微妙でした。この日は飲みに行くという予定になっていたのですが、私自身が忙しい時期でもあり、どこのお店で飲むかを全く決めずに会ってしまいました。

このときは、「お店なんて少し歩けば見つかるだろう」くらいに考えており、あまり重要なことだという認識がありませんでした。実際にはこの慢心が後の悲劇に繋がるのですが（笑）。

この日もYさんはとてもお洒落な服装で待ち合わせ場所にやってきます。何度見てもさすがの容姿で、私は初日ほどではないもののかなり緊張していました。

待ち合わせた後は軽くカラオケをして、飽きた頃に飲みの場所を探しに行きました。

ここで問題が発生します。お店が中々見つからないのです。その上に雨が降っており肌寒く、外を歩き回るのには少々厄介な天気でした。

一応マップを使って近くのお店を検索してそこに向かうのですが、あいにく引っ越してきて半年もない土地だったので、上手く辿り着くことができなかったのです。お店の近くに着いても、肝心のお店が見当たらずにその周辺を行ったり来たり。

結局「別なお店でもいいかな」という話になってそのお店を探しにいくのですが、雨が強くなってきます。かなりの時間雨の中を歩いていたと思います。

私自身は平気だったのですが、Yさんに申し訳ないと感じ、「雨の中連れ回してごめんね」と声をかけました。ですがこのときは、「気にしなくていいよ、平気だから」と優しい答えが返ってきました。この一言で少々安心した私はようやくお店を見つけ、飲みの席につくことができました。

実際に飲んでいるときの会話はそれほどの気まずさはなく、普通に楽しく話すことができていました。Yさんと別れたあと、私はほっとした心地で帰路につきました。ですが、この後に悲しい結末が待っています。

少し期間をあけてYさんに連絡をとってみると、以前のやりとりとは全く違うような雰囲気のメッセージが返ってくるようになっていたのです。いわゆる「塩対応」というものです。

そして最終的には音信不通に。とても魅力的な女性だったこともあり、私は非常に落ち込んでしまいました。

ここから何がいけなかったのかと自問自答すると、「飲むときの下調べを怠ったこと」が大きな原因だったと悟りました。慣れてない土地でデートをするときは下調べをするべし、というのがこの悲しい物語の教訓になり、今でも心に留めております。