2021/08/23
実録・読み物

【マッチングアプリ失敗談25】早速でデートのドタキャンをされた話(21歳・男性)

早速でデートのドタキャンをされた話(21歳・男性)

マッチングアプリで婚活・恋活経験のある男性から寄せられた失敗談をご紹介します。


投稿者プロフィール

自分:K(21歳・男性・大学生)
学生で1人暮らしをしており、2週間前に彼女と別れたばかりです。寂しさからマッチングアプリを始めた男で、アプリの使い方を最近覚えた程度のレベル。

お相手の女性:Aさん(21歳・女性・大学生)
こちらも1人暮らし。幼い頃からバレーボールをしていて、運動ができる美人といった雰囲気。喋ってみると明るく、大学にいたら確実にモテるだろうという容姿である。

マッチングアプリ失敗談

Aさんは小学校からずっとバレーボールを続けている体育会系女子で、大学生でもバレーボール部に所属しているくらいの運動好きです。Aさんは運動部にいる美人といった見た目をしており、街ですれ違ったら二度見してしまうレベルの可愛らしさを誇っていました。

それに電話で話してみると喋りやすく、どんなくだらない会話でも盛り上がれるようなコミュ力高めの女性でもありました。当時の私は彼女にフラれたばかりだったため、正直にいうと女性に弱い状態。

そのため、こんな状況でAさんのような女性とマッチしてしまったら、すぐに意識してしまうのも無理はありません。特に電話なんてしてしまえば。ですが、なんとこれが現実となってしまったのです。

中学高校と女性との接点が皆無だった私にとって、マッチングアプリで活動するのは、まるで異世界転生するかのよう。友人から進められて始めたものの、「自分なんかが初対面の女の子と会話できるのかな」という不安がずっと消えないままでした。

ですが、このままでは彼女と別れたショックが消えない。そんなことを考え、私は人生で初めてマッチングアプリの世界に足を踏み入れたのです。

初めてマッチングアプリをインストールした私は、期待と不安を胸にプロフィールを整え、自分の中で最も盛れている写真を設定します。まさにワクワクドキドキです。

ついに基本的な設定が終わり、気になった女性にアプローチを仕掛けてみました。当時の私は自分に全く自信がなかったため、誰ともマッチできずに終わるのではないかと思っていたのですが、マッチングアプリの力はすごいものです。

予想の10倍ほどあっさりとマッチしてしまいました。そして、ここでマッチできたのがAさんだったのです。

Aさんのプロフィールを見ると、そこには明らかに可愛らしい女性が映っており、「自分なんかが喋ってもいいのだろうか」と思わせるような風貌でした。女性慣れをしていない私にとっては非常にハードルの高い出会いとなります。

しかし、私だって男です。せっかくマッチングアプリの世界に足を踏み入れることができたのだと、なんとか自分を奮い立たせて1通目のメッセージを送ります。

すると、案外あっさりとメッセージが返ってきたのです。

初めてだった私にとって、これは本当に嬉しい出来事で、そのときの舞い上がり方は今でも忘れられないほど。フラれたばかりで荒んでいた心が、たった1メッセージのみで浄化されていったのを覚えています。

1通目で返信がきたら、2通目、3通目は徐々にハードルも下がるものです。最初は緊張していた私も、10通目くらいになると、先ほどの不安が嘘だったかのように気軽に会話をしていました。

20通くらいメッセージを送った辺りで、私は電話に誘うという”賭け”に出ることにします。初対面の女性と電話するのは、全く経験がありません。正直言うと、直近1ヶ月で一番緊張していました。

ですが、勇気を振り絞って「電話しよう」と送った結果、なんと快く「いいですよ」と返事してくれたのです。私はベッドの上で飛び跳ねました。純粋だったのです。

そこで早速電話を開始します。すると、第一声から私はある確信をしました。「この人絶対可愛いな」と。

少し話しただけでもわかる陽気な雰囲気と、体育会系女子らしいハキハキとした喋り方。どんなに他愛もない会話でも楽しそうに喋ってくれるその雰囲気に、私は一瞬で心を奪われます。すでに「会いたい」と思っていました。

そしてさらに話を進めると、なんと出身が同じだというのです。これには正直驚きました。初対面なのに地元トークで盛り上がって、地元民にしか分からないような話ができたのです。どんなに運がよかったでしょうか。

そんなこんなで楽しく会話していると、気づけば3時間という長電話になっていました。女性とこれほど電話したのは、元カノとの電話だけです。すっかりAさんを気になってしまった私は、思いきってデートのお誘いをします。すると、案外簡単にOKの返事をもらえます。

こんなに嬉しかったことはありません。

初対面の女性をデートに誘えたという自信は、これまでの自分を振り返ると非常に大きなものになったのです。

おかげさまで非常に舞い上がった状態で、そこから数日を過ごすことになりました。この後に起こる悲劇も知らずに。

デートが決まって喜んでいた私ですが、肝心のその日程はかなり離れていました。初回のデートにしては少し離れすぎではと思うレベルです。あまりにも離れているので、正直不安に感じていたのですが、この不安が現実となってしまいます。

デート前日までは楽しくメッセージできていたのに、当日になると急に連絡が途絶えてしまったのです。そして、純粋だった私はこの事態を理解せずに待ち合わせ場所に行くのですが、30分待っても彼女は現れず、結局ドタキャンされることになってしまいました。

今回のデートに期待していた私は、当然ながら非常に落ち込みます。さらに、その後Aさんにブロックまでされているわけですから。

その後、すっかり落ち込んでいた私ですが、なんとか学びを得ようと努力しました。そこで得た答えが、「デートの日程は空けてはいけない」というもの。

デートが遠すぎると女性の気持ちが冷めてしまいます。これからマッチングアプリを使う人には、ぜひ気をつけて欲しいポイントです。私はこの悲劇から、身に染みて実感しました。

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