【マッチングアプリ失敗談36】モテ男なのに、デート途中で相手に帰られた話(31歳・男性)
マッチングアプリで婚活・恋活経験のある男性から寄せられた失敗談をご紹介します。
投稿者プロフィール
N(31歳・男性・営業職)
関東の裕福な環境で育った一人っ子で、かなり偏見が強い自覚はあり。頭の回転が速いとよく言われ、どのように動けば自分にとって1番利益があるのかを考え行動できる。高身長で細身の体型なので、平均的な男性よりはモテると思う。
マッチングアプリ失敗談
私は30歳になって生まれ育った横浜の地を離れ、地方都市に引っ越してきたサラリーマンです。
全国転勤を伴う仕事だったので覚悟はしていましたが、まさか30歳になっていきなり転勤を言い渡されるとは想定しておらず、関東に住んでいた友人と気軽に会えなくなる寂しさから、当時はかなり動揺したことを覚えています。横浜に好きな人がいましたが遠距離は難しそうなのでその女性への想いはきっぱりと断ち切り、転勤先の新しい職場でよい出会いがあることを願っていました。
しかし、その土地柄なのか新しい職場はみんな仕事上の会話をするだけの関係で、プライベートを含めて仲良くなれそうな同僚は0。そのため、新しい土地に来て休みの日に一緒に過ごす友人がおらず、充実感のない日々を送る羽目になりました。
転勤先に引っ越して数ヶ月、地元の友人から結婚式の招待状が届き「このままでは婚期を逃してしまう!」と焦りを感じ、期待していた職場での出会いはなさそうなので、ネットを使って出会えるマッチングアプリを始めました。この話は、そんなマッチングアプリで婚活を始めたアラサー男性が、自分の悪い部分に気付かされた体験談です。
いろんなマッチングアプリがあると思いますが、私は30歳で結婚相手を探したかったので、ネットで調べて比較的真面目に婚活している人が多いと紹介されていたアプリに登録しました。
どんな出会いがあるのかウキウキしながら始めましたが、女性会員のプロフィールを一通り見てがっくり。大変失礼ではありますが、私が横浜で仲良く過ごしていた友人たちと比べると、外見・職業・収入などすべて数段階見劣りするような女性しかいなかったからです。その時点でアプリを使って婚活することを諦めかけましたが、「やり取りすれば、実際には魅力的に感じる女性もいるかもしれない!」と自分に言い聞かせ、なんとかモチベーションを高めました。
マッチングアプリを始めて1週間程度は、興味の持てる女性がいない状態でした。5名程度の女性とマッチしてメッセージを通じてやり取りをしましたが、魅力を感じずに返信する気が失せてしまうというパターンの繰り返し。
横浜にいた頃、マッチングアプリでモデルの女性と出会って付き合った友人の話を聞いていたので、「レベルの高い女性と出会える」というイメージを持っていた私は、厳しい現実を突きつけられました。「あまり期待できるものではないな」と高望みするのをやめ、2、3日に一度手が空いた時に暇つぶし感覚でアプリを眺める程度にまでモチベーションが落ちてしまいました。
そんな日々が2週間ほど続いたある日、「お!この女性は良いのでは!?」と興味を持てる女性を発見。自分と同じ今年30歳の女性で、出身は東京。小さいころにこっちに引っ越してきたようなので地方の生活が長いようですが、実家は東京にあり友人も関東に多いとのこと。
職業は銀行員で、海外のどこかの綺麗な海をバックに撮影したと思われるプロフィール写真はスタイル抜群で、今まで私がアプリで見てきた女性の中でずば抜けたスペックを持ち合わせた女性でした。すぐにいいねを送り、30分程度経った後にマッチ成立の通知を見たときは一気にテンションが上がりました。
その後速攻メッセージを送り、積極的にアプローチしたのは言うまでもありません。やり取りしてわかったのは、プロフィールを見た際に抱いたイメージよりも、物静かで落ち着いた印象を受ける女性だということ。海外の写真を載せていたので、アクティブで明るい女性を想像していた私は少し違和感を覚えましたが、「会わないとわからないこともある」という精神でやり取りを始めて数日後にデートのお誘いのメッセージを送りました。
「やり取りを始めて間もないですが、もう会いますか?」と若干会うことに抵抗がありそうな反応でしたが、何度か説得すると相手が折れてくれたので、次の週末にイタリアンレストランでディナーデートをすることになりました。
転勤してからしばらく女性とデートというものから遠ざかっていたので、デート前日は緊張であまり寝られなかったと思います。当日も張り切り過ぎてしまい約束していた1時間前に待ち合わせ場所についてしまったので、時間潰しのため持参していた本を読むことにしましたが、緊張で全く内容が入ってきませんでした。
約束の時間の10分前に現れた女性は、思っていたよりも小柄で清楚な印象を受け、第一印象はかなり良かったと思います。「わかってはいましたが、スタイル抜群ですね!モデルさんみたい、緊張します、、、」と褒めてくれたので、恐らく相手の印象も悪くはなかったと思います。
予約していたお店に到着し、席に着く2人。コース料理とは別に頼んでいたワインを注いでもらったところで、相手が「私、お酒飲めないんです」とまさかの告白をされ、「このタイミングで言うこと!?事前に言っておけよ!」と思ってしまいました。
「そうなんだ、確認しなくてごめんね。じゃあ、アルコール以外のメニューをいただけますか?」とその場はやりすごしましたが、乾杯した後に「イタリアンレストランなら、お酒を飲むことが大体想定できるよね?こっちは予約の時にすでにお店に準備してもらっているから、できれば事前に教えて欲しかったな」と言ってしまいました。
今思い返すと、恐らくこの瞬間相手は「は?」という顔をしていたでしょうね。その後は、趣味や最近ハマっていること、仕事の愚痴など、初対面の女性とのデートで定番の話をしていきました。その時は無自覚でしたが、「今はいいけど歳をとったら大変だから、今から運動は心がけておいた方が良いよ」、「それは同僚だけが悪いのではなく、〇〇さん(相手の女性の名前)も悪いところがあったんじゃない?」と得意げにアドバイスしていました。
すると相手の表情はみるみる暗くなり、「どうしたの?体調でも悪い?」と聞くと、「全然楽しくないので、帰らせてもらいます」と少しうつむきながら財布から1人分の料金だけテーブルに置き、そそくさと帰ってしまいました。
その時はこのような経験をしたことがなかったので、正直「なんて失礼な女性なんだ!」と感じていました。イライラが止まらなかったので、地元の女友達にその出来事を話すと、「それはNが悪い!あなたの悪い癖だよ」と一刀両断。
無自覚でしたが、私は相手の話に共感せず、自分が思ったことを素直に伝える部分があるようで、「それは仕事の場面では重宝されるだろうし良いことだと思うけど、初対面の女性とのデートの場面では絶対にNG!女性は、あなたの意見が欲しいんじゃなくて、共感してもらいたいだけなんだよ」と教えてくれました。
思い返すと、デートの時に上記以外でも相手を不快にさせる言動をしたことをいろいろと思い出したので、「そういうことか!」と腑に落ちたと同時に、相手の女性に対する申し訳なさでいっぱいになりました。
私はこのような体験をしてから、特に初対面の女性と話す際はなるべく共感するよう心がけていますが、いまだになかなかうまくできないのが現状です。SNSなどを見ると、私と同じように「共感できない男」はかなり多いようですね。みなさんも、「自分は楽しく話ができたのに、デート後の女性の反応がいまいち良くない」ということがあれば、私と同じ失敗をしている可能性が高いので要注意です。
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