「ただしイケメンに限る」は間違っている！婚活成功への「見た目」の考え方＜前編＞

こんにちは、恋愛・婚活サイト「LoveBook」編集長の川口美樹です。恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として、書籍出版やTV出演を通して、婚活に悩める皆さんにアドバイスを行っています。

婚活を始めた男性がまず最初にぶち当たるのは、やはり“見た目”の問題かと思います。見た目の問題をどう乗り越えていったらいいか、そのヒントについてお話しします。

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髪型・美肌は婚活の最初の入り口

女性が見ているポイントは細かく分類するといくらでもあるんですが、まず大きく人の見た目を決定する要因は、髪型と肌ツヤです。

髪型は“顔の額縁”とも言われていて、顔が絵、作品だとしたら、額でどう縁取るかで相手に与える印象はかなり変わります。前髪をあげるか下ろすか、顔の輪郭によってもハマる髪型って違うんですよね。自分の顏の印象を一発でわかりやすく変えられる要素といえます。

反対に、“肌ツヤ”は長期的な改善が必要です。少し前までは多少肌が汚くても気にしない女性も多かったんですが、最近は男性の美容意識が上がっていて、男性も美容が当たり前になってきています。スキンケアをちゃんとやっているかがけっこう重要になっているんです。

女性は無意識に自分の肌を意識して生きているので、他人の肌も意識して見ています。お肌がある程度きれいに見えるかどうかは、男性にとっても無視できない要素になっているんです。もちろん、お肌の状態が悪いと自分自身のテンションが上がらないので、その点からもお肌の手入れはしたほうがいいよね、というのもあります。

モテない男性は「見られている」意識が低い！

べ―スの考え方として、モテない人、異性からの好意を集めにくい人は、“自分が24時間365日見られている”という意識がすごく乏しいです。

たとえばマッチングアプリの写真ひとつとっても、女性アカウントから見た場合、男性の写真がずらっと並ぶわけじゃないですか。その光景を想像しきれていない。自分がもしかしたらイケメンの写真の横に並んでいて、女性の目に入ってもスルーされてるのかもしれない、ということに考えが及んでいないんです。

“見た目”を考えた時にすごく大事なのは、常日頃“見られている”という意識を持つこと。職場でも、下手したらコンビニでも、いつどこで出会いがあるかわからないじゃないですか。もしかしたらコンビニの女の子がキュンときてくれる可能性もあるわけです。

モテる人は、その点で常にスイッチが“ON”になってるんです。「中身をしっかり見てもらうために、見た目を整えなくてはならない」という意識がついてくると、髪型や肌の状態はもちろん、爪はきれいかとか靴やカバンは汚れていないかなど細かい要素は自動的に整ってくるものです。

たとえば本を買う時、最初は視覚で好ましいかどうか判断するじゃないですか。まず表紙とタイトルを見て、中身をパラパラ見て面白そうだなと思ったら買いにいく。これは恋愛市場でも同じなんです。そこの意識が足りない人が多い。ぜひ、“見た目”を自分という一冊の本の表紙と考えてみてください。

「減点されない」ことが婚活成功への王道

そして、モテない人は自分の主観で似合っているかどうかを決めがちです。でも、「女性から見てどうか」っていうのはすごく大事なポイントです。

女性は減点方式なので、見た目で加点してくれることはほとんどありません。よほどイケメンでない限り、「減点されない」ことがすごく大事なんです。「減点されない」が積み重なるとそれ自体が加点になるし、どこかに減点が一つでもあると、ほかの加点は無視されてしまうんです。まずは肌や髪型、服装、靴などパッと目につく部分を整えて、できるだけ減点をなくす。そこまで徹底して減点を潰せている男性は少ないので、そこまでできればあなたという本を開いてもらえるチャンスは大幅にアップします。

減点のない王道スタイルは、白シャツに紺のジャケット、ジャケットと同系色のロングパンツ、できれば革靴で、ベルトも靴と同じ色、という感じですね。ユニクロでも全然大丈夫。できる限りの減点を潰して、あなたという本の表紙を磨いていただきたいと思います。

川口美樹（かわぐち・よしき）プロフィール

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVにも出演し、Twitterのフォロワーは1万人を越える。著書に『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか？』（キッカケ出版）、『「私のことが大好きな彼」をつくり出す！ “今ドキ男子 “の神トリセツ』（大和出版）など。恋愛・婚活サイト「LoveBook」の編集長も務める。

構成・文＝酒寄美智子