ポイントはニーズとバリューのバランス！ビジネス＆恋愛市場に共通する勝ちパターン

こんにちは、恋愛・婚活サイト「LoveBook」編集長の川口美樹です。恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として、書籍出版やTV出演を通して、婚活に悩める皆さんにアドバイスを行っています。

ビジネスの考え方には、恋活・婚活に応用できるものも少なくありません。普段仕事で使っている考え方が、あなたの恋愛市場での強みを引き出してくれるかも…。

今回は、ビジネスと恋愛市場の考え方の共通点についてお話ししていきます。

【男性向け】マッチングアプリ
攻略本プレゼント中！

ビジネスも婚活も市場選びが大事！

婚活・恋活でも、マーケットの考え方は大切です。ビジネスでは、ニーズがあるところに供給しにいくという考え方を持たないとモノは売れません。

ここで重要になってくるのが、いかにニーズを掘り起こすか。それは、自分自身へのニーズを考える上でも同じです。

アフリカのセールスマンのたとえ話がわかりやすいのでご紹介します。

日本の靴メーカー、A社とB社の営業マンがそれぞれ、アフリカの現地調査に行ったとします。

A社の営業マンはアフリカの原住民の人たちが誰も靴を履いてないのを見て「誰も靴を履いていないので靴は売れないと思います」って帰ってしまうんですね。

一方、B社の営業マンは「誰も靴を履いてないから、たくさん売れると思いますよ」と本社に報告したんです。

つまり、自分の持つリソースが相手にどう売れるかを考えることがすごく大事なんですね。

自分っていうモノを客体で見た時に、どの市場で戦うのかっていうのがまず非常に大事で、それがどのアプリを使うか、といったことに結びついていきます。

自分のバリューを見極めて戦略を練る

適正なマーケットを見つけたら、次は戦術、戦略です。

たとえば恋活マーケットに行ったとして、世の中の女性はどういう人を彼氏にしたいと思ってるんだろうか…、という世の中のニーズの部分と、自分が世の中の女性に対して発することができるバリューの部分、この接点を見つけましょう。

僕の20代後半の頃の話をすると、僕、自分より若い20代前半の子に対してはまったくモテなかったんです。逆に、3個上、４個上のアラサー女性にはかなり強みを発揮しました。

そう、ある層にはモテて、ある層にはまったくモテない、ということが起こり得るんです。それは、彼女たちが求めるニーズと僕が出せるバリューが一致するかどうかにかかっています。

たとえば恋活のフィールドでいうと、20代前半の子は人に楽しませてもらいたい、ロマンチックなところに連れてってもらいたいといった意識が強い。

非日常を与えてくれてドキドキさせてくれるような人が好き、みたいなものがニーズのベースにあるんです。

一方、恋活のフィールドでのアラサーぐらいの女性は、とにかく癒されたい方が多いです。

日々仕事を頑張って、責任ある立場についていて…そういう女性は疲れ切っているので、愚痴をたくさん聞いてほしいし、承認してほしいし、話をたくさん聞いてほしいと感じています。

その理解者になってあげるんです。僕の場合は人の話を聞くのが好きだし、承認、ヒアリングがすごく得意なので、この層にニーズとバリューが合ったというわけです。

それぞれの持っているバリューによって得意不得意があるので、そのターゲットのニーズと自分のバリューの見極めがとても大切です。

婚活マーケットに求められるバリューとは？

婚活のマーケットはまた全然違います。彼氏がほしい女性と結婚したい女性は、考えていることがまったく違います。

婚活のマーケットでは、お金、人間性、誠実性といった現実的な部分が見られます。家事ができるかとか、育児に参加するか、といった視点を重視する女性も多いです。

恋人として出すバリューと結婚相手として出すバリューはまったく違うんですね。

なので、フィールドを決めたら、自分がどういうバリューを持ってるか自己分析した方がいいです。

ビジネスでいう、自社の強みと他社の強みを比較して、それをどういう顧客層、ターゲットにどういう風に当てていくのかということを恋愛市場でやるわけです。

どんな層が得意なのか、それはいろんな女性と会っていく中で試していくしかないかなと思います。

この層にはうまくいくな、という成功体験を積み重ねていけば、自分の強みがわかってくるはずですよ。

川口美樹（かわぐち・よしき）プロフィール

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVにも出演し、Twitterのフォロワーは1万人を越える。著書に『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか？』（キッカケ出版）、『「私のことが大好きな彼」をつくり出す！ “今ドキ男子 “の神トリセツ』（大和出版）など。恋愛・婚活サイト「LoveBook」の編集長も務める。