カラーバス効果でポジティブ転換！婚活の鬼コーチが教える「女性が怖い」心理の克服法

こんにちは、恋愛・婚活サイト「LoveBook」編集長、“婚活の鬼コーチ”の川口美樹です。恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として、書籍出版やTV出演を通して、婚活に悩める皆さんにアドバイスを行っています。

あまり女性経験がない男性に多いのが、女性とどう接していいかわからない、「女性が怖い」という声です。女性を怖がらず積極的にアピールできるようになるには、考え方の転換が必要。

今回は「女性が怖い」という先入観を克服する方法についてお話しします。

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サンプルが少なすぎませんか？

女性にひどい扱いを受けたことで、女性との関係を嫌な記憶として定着させてしまうと、恐怖心が残ってしまうことがよくあります。

これに関して僕は、女性に対しての見方を変えるというよりは“人間”に対しての見方を変えた方がいいと思っています。

つまり、「世の中には本当にいろんな人がいて、ひどいことをする人はするし、しない人はしないよね」っていうことです。

特に恋愛経験が乏しい人は、対面した女性からの反応＝全女性の反応と錯覚しやすいです。

10人の女性に会って、8人からブロックされたりあからさまにつまらなそうな態度をとられたりしたら、その8人の印象が女性そのもののイメージになってしまう。

でも世の中には、少なくとも35億人の女性がいるわけで、35億分の8なんですよね、そのサンプルって。

女性だからとか男性だからじゃなくて、「その人がたまたま人間として問題があっただけ」っていう認識を持てることがすごく大事です。

「ちゃんとした女性もいる」に意識を持っていく

恋愛に関する課題の分析をする時に、一番初期の「相手の選び方がまずい」という要素の検証が足りない人がけっこう多いですね。

そもそも知り合った女の子がまずかった、自分が「いいね」した相手が失敗だった、っていう仮説検証がない場合が多いです。

人としてダメな相手を8回連続で引いたということは、自分自身の判断基準に問題があるんじゃないか、と気づいてほしいんです。

戦うフィールドが悪いとか、相手のニーズと自分のバリューが一致していないとか、そういうふうに客観的に俯瞰的に見て捉えてほしいんですね。

もしあなたに仲のいい女性の友達がいるのであれば、それは「女性にもちゃんとした人がいる」という事例になります。

その子と恋愛関係にならなくても、そういう女性がいるのは事実なので、いない方に目を向けるんじゃなくて、いる方に目を向ける。

「ちゃんとした女性なんかいない」と思ってしまう経験が重なると、「女性はひどい、怖い」っていうラベリングになりやすいんです。

でも、35億分の8と35億分の1だったらそれは微差です。「ちゃんとした女性もいる」という方にとにかく意識を持っていくようにしてほしいんです。

「カラーバス効果」でポジティブ思考に転換

心理学には「カラーバス効果」というものがあります。

例えば今日「帰り道で赤い看板を探してください」って言われたら、いつもは目につかなかった赤い看板が必ず目に入ります。これがカラーバス効果です。

そもそも脳は、アンテナを張ったものしかキャッチできません。「女性が怖い」と思っていると、怖い女性の事例ばかり入ってくるようになります。

どんどん「怖い女性」のサンプルが集まってきて、「女性は怖い」という印象になります。

一方で、「ちゃんとした女性もいる」というアンテナを立てると、「ちゃんとした女性」に気づきやすくなり、相対的に「ひどい女性、怖い女性」のサンプルが減ってくるんです。

これまでの友人関係や職場を見渡してみてください。信頼できる先輩や素直な後輩、仲の良かった同僚や友人がきっといるはずです。

周囲にそういう女性がいるのであれば、当然「恋愛市場にも素敵な女性がたくさんいる」という仮説が信じられそうじゃないですか。

覚えておいていただきたいのは、「過去は未来にまったく影響しない」ということです。未来を決定づけるのは今の選択だけ。

過去にどんなに女性からひどい扱いを受けていても、それが未来において女性にひどい扱いを受けるということの証左にはまったくなりません。

まずは人を、女性をもっと信じること。「ちゃんとした女性」「素敵な女性」は必ずいる、だから見つけていこうっていう、その意識だと思いますね。

川口美樹（かわぐち・よしき）プロフィール

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVにも出演し、Twitterのフォロワーは1万人を越える。著書に『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか？』（キッカケ出版）、『「私のことが大好きな彼」をつくり出す！ “今ドキ男子 “の神トリセツ』（大和出版）など。恋愛・婚活サイト「LoveBook」の編集長も務める。