2024/08/31
実録・読み物

【マッチングアプリ失敗談】初回から攻めすぎた結果2回目のデートを逃した話(21歳・男性)

初回から攻めすぎた結果2回目のデートを逃した話(21歳・男性)

マッチングアプリで婚活・恋活経験のある男性から寄せられた失敗談をご紹介します。


投稿者プロフィール

自分:K(21歳・男性・大学生)
1人暮らしをしている学生で、マッチングアプリを使い始めて10ヶ月が経過しています。女性との接し方に慣れてきた頃で、最近は調子に乗って失敗することも増えてきた天狗気味の男。

お相手の女性:A(20代前半・女性・大学生) 
こちらは実家暮らしの女子大生。一目でオシャレに気を使っていると分かる程の美人で、かなり落ち着きのある話し方をするタイプ。男遊びには興味ないようですが、多くの男性にアプローチされている雰囲気があります。

マッチングアプリ失敗談

Aさんは来年から看護師になる予定の女子大生で、私と同年代です。

Aさんは、男性であれば街で二度見してしまうレベルの美人で、明らかに普通の女子大生よりもオシャレに気を使っているのが一目瞭然でした。しかし見た目はハイカラ系ではあるものの、話してみると意外に大人しい側面もあるので、草食系美女という表現が適切かと思います。

美人と話すのはいつになっても緊張するもの。当時マッチングアプリ使用歴10ヶ月の私は、女性とのコミュニケーションに慣れが生じているものの、どうしても美人と話すときは緊張してしまっていました。

ですが、仕方がないことなのです。なんてったって、つい1年前まで女性の友達が2、3人しかいなかった男が”背伸び”しているだけなのですから。

しかし、私だってマッチングアプリでの経験だけは重ねた男。これまでの成功と失敗の数を考えれば、少しくらい自信を持ってもバチは当たらないはずです。どんな美人が来ようとも胸を張って対応しようと心に誓い、いつも通りアプリを起動します。

アプリを起動して数分すると、後ろ姿が可愛らしい女性とマッチしました。「あまりアプリに真剣ではない人なのかな」と思いつつもメッセージのやりとりをしてみたところ、意外にも私との会話を楽しんでくれている様子なのです。

「これはいける」と確信した私は、さっそくデートのお誘いをしてみることにしてみました。すると、予想よりも素直にOKの返事が返ってきます。そこで小さなガッツポーズを決めた私は、相手の顔が分からないのを気にしつつも、初回デートにのぞむことにしました。

今回は事前に電話をしない状態でのデートのため、相手の雰囲気が分からない状態からのスタートでした。どんな相手が来るのか分からないのは不安要素ではありますが、私はなんとか自信を振り絞ってお相手を待ちます。

すると、待ち合わせ場所に現れたのは、盛りなしで予想の3倍くらい美しい女性でした。この方がAさんです。

これまで出会ってきた女性の中で5本指には入るクラスの美人さんで、正直自分が通っている大学で出会った女性の誰よりも私のタイプの顔立ちでした。そしてさらに私を驚かせたことがあります。

なんと、ちょうど3ヶ月前にフラれた女性にそっくりだったのです。

もしや姉妹かと疑ってしまうくらい見た目が似ており、おまけに話し方や性格まで若干類似しているのです。ここまで似ていると、もはや「神が私に送る挑戦状」ではないかとさえ感じてきます。

様々な感情が渦巻いて逆に吹っ切れた私は、目の前にいるトップクラスの美人にも強気で接することにしました。内心は非常にビクビクしている情けない男でしたが、そんなことを感じさせないくらい”仮面”を被ってAさんと会話をしていきます。

すると、序盤の掴みは非常に好調。Aさんは私のボケで笑ってくれたり、逆に私にツッコミを入れたり、最終的には元彼の話まで聞き出すことに成功しました。

中高インキャだった私でも、マッチングアプリを極めることでここまで女性慣れできたのです。天狗になるなと言う方が無理があります。

私はAさんとの食事中に「これはいけたな」と確信し、少し油断が出てくるようになりました。この後襲ってくる悲劇も知らずに。

昔の恋愛の話をしていると、食事が終わり私とAさんは店を後にしました。するとAさんもまだ時間があるようだったので、外を少し散歩することにします。

Aさんは散歩が好きみたいで、散歩中の会話も盛り上がっていました。すると偶然、私の家の近くを通りかかることになります。ここで私の運命を左右する出来事が起こってしまうのです。

初回デートの掴みがバッチリだったため強気に出ていた私は、家の前に来たときに「家寄ってく?」と聞いてみることにしました。

ですが、これが失敗でした。
Aさんは当然のように誘いを断り、その後の会話が盛り上がらなくなってしまったのです。

なんとか空気を戻そうと苦心する私でしたが、どうしても動揺して話題が思いつきません。とうとう、無言という静寂が何回か続いてしまい、最後は駅に戻ってお別れと言うことになってしまいました。

私は明らかな自分の失敗を肌で感じ、お相手が好みの女性だったこともあり、脱力感を感じながら家に戻ることになりました。

その後のAさんとの関係は予想通りで、LINEのラリーは徐々に少なくなっていき、最終的にはAさんに未読スルーされる形で終了します。

今回は自分の失態が明確だったので、すぐに反省することにしました。そこで出た結論が、「虎を画きて狗に類す」は本当だということです。

実力が伴わないのに調子に乗った行動をすると、単純な過ちを犯して失敗に終わってしまうのだと、改めて実感することになります。今後は天狗にならないことを意識し、初心を忘れずにマッチングアプリ街道を歩んでいこうと心に決めた瞬間でした。

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