2021/04/28
実録・読み物

【マッチングアプリ失敗談1】話は盛り上がったはずなのに…(21歳・男性)

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本来ならオシャレな雑貨屋さんに行く予定だったのですが、映画を見るときに急いでいて飲み物を買うことができなかったので、カフェを探すことにしました。
しかし僕は事前に道を把握する時間がなかったため、道を知っている彼女にいくつかのカフェを探させることになってしまいます。

自分が情けないなと思っているうちにカフェに到着。
僕は彼女と「鬼滅の刃」の映画の感想を共有しつつ、マッチングアプリで話していた趣味や食べ物の話を深掘りしてみたり、事前に用意していた彼女が好きそうな話題を提供してみたりしました。
正直このときの自分は「今かなり上手に話せているかも」と自信満々です。

話が盛り上がっている間に夕飯の予約時間が近づいてきたので、カフェを出ることにしました。
しかし僕は彼女に対して一つ「どうなんだろうか」と不満を感じます。

それは僕が「映画代を支払ったこと」と「カフェ代を支払ったこと」に関して、彼女が一切お礼を言ってくれなかったことです。
とはいえ僕も遅刻してきた身分なので不満は抑えつつ、気持ちを切り替えて夕飯場所に向かいました。

5分ほどして目的のお店に到着。
僕と彼女はジュワッと音が鳴るおいしいハンバーグを味わいながら、再び会話を楽しみます。
お互いの家族の話や友達の話などプライベートな話ができたところで、僕は恋愛の話を彼女に切り出してみました。

僕 「彼氏と別れたってアプリのプロフィールにありましたけどいつ別れたんですか?」

彼女 「先月です!」

僕 「意外と最近なんですね、なにが原因だったんですか?」

彼女 「浮気されちゃいました」

僕 「そうだったんですね、それは辛かったですね」

彼女 「そうなんですよ、それで寂しくてアプリはじめました」

僕はこのように会話を進めながら、彼女から「どんな彼氏と付き合いたいか」「一緒にどんなことをしたいか」を引き出します。
恋愛話に花を咲かせているうちに、スマホをチェックしてみると気づけばもう2時間近く経っていました。
僕は過去の失敗から長居はよくないと学習していたので、僕は彼女に対して「そろそろいこっか」と告げます。

会計を済ませお店を出ましたが、やはり彼女はお金を払う様子もお礼を言う様子も見せませんでした。
けれど僕はマッチングアプリで他の女性との交流を絶ってまで「この人を彼女にする」と決めていたので、後戻りする選択肢は一切ありませんでした。

僕は彼女を駅のホームまで送り届け「今日はありがとうございました、またどこか行きましょう」と言って解散します。
僕はLINEでも再度彼女にお礼を伝え、数日後また彼女をデートに誘います。

僕は彼女からの返信を楽しみに待ちました。しかし一向に彼女から連絡が返ってきません。

そして1週間が経ちました。

やはり彼女からの返信がありません。
僕は彼女にブロックされてしまったのです。

それから僕は思いました。「話は盛り上がったはずなのに!」

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