2023/01/24
出会い方・アプリ

マッチングアプリでメッセージが続かない人がやりがちなこと

マッチングアプリでメッセージを続けるコツは?はじめの連絡からデートの約束までのテクニックをプロが解説!
監修:
菊乃

恋活・婚活ツールとしてポピュラーになってきたマッチングアプリ。ほとんどのサービスで相手と対面するためにメッセージのやりとりが必要になってきます。せっかくお相手の女性とマッチングしても、メッセージのやりとりがうまくいかず、デートにつながらなかったらもったいないですよね。

「どのようなメッセージを送ればいいのかわからない」「メッセージを送ったのに返事がこない」そんなお悩みを解決すべく、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに、デートにつながるメッセージの送り方や内容について教えていただきました。すてきな出会いを得るためのポイントがたくさんあるので、これからマッチングアプリを利用しようと思っている人、マッチングアプリを使っているのに出会いにつながらない人は必見です!

目次
・マッチングが成立!最初に送るメッセージは丁寧で軽いあいさつ
・メッセージを続けるコツを解説
・こんなメッセージはNG!
・メッセージ機能でのやりとりから次のステップへ
・ライバルの男性たちに勝つためには、とにかく謙虚で丁寧であることを心掛ける!
・菊乃さんプロフィール



マッチングが成立!最初に送るメッセージは丁寧で軽いあいさつ

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kouta / PIXTA(ピクスタ)

プロフィールを登録し、お互いに「いいね」が送られ、マッチングが成立しました。さて、初めて送るメッセージは、どのような内容がいいのでしょうか。

菊乃さん:
「まずは『はじめまして、こんにちは』という程度のあいさつで構いません。意外に思うかもしれませんが、それには、マッチングアプリでは女性が男性よりも優位な立場にあることが関係しています。

例えば、「ペアーズ」というアプリでは、女性は平均100いいねをもらうのに対し、男性は平均20いいね程度となっています。女性にいいねが多く付くのは、ペアーズに限らず多くのマッチングアプリで見られることです。女性が男性を選ぶ立場なんですね。そのため、“マッチングしたのにメッセージが返ってこない”ということは、男性にはよくあることなんです。

1通目への返信がくるかどうかはメッセージの内容だけでなく、プロフィールの作り方も大きく関係してきます。そのため、メッセージという観点だけで見れば、この段階では気負わずにさらっといくのがよいでしょう。ですが、1通目のメッセージに対して女性から返事がきたら、2通目からはギアを変えてやりとりをすることが重要になってきます。

また、これは全体を通じて言えることですが、男性は「丁寧さ」と「礼儀正しさ」を意識してください。マッチングアプリでは女性優位な状況なのに加え、女性は初対面の男性に会うことに対しての警戒心が高いです。そんな時に、なれなれしい態度でこられたらより警戒心を抱きますよね。なので、メッセージはとにかく丁寧な言葉遣いを意識してください」

メッセージを続けるコツを解説

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Mills / PIXTA(ピクスタ)

相手から返事がきたら、お礼や会いたいという気持ちを伝える

2通目が非常に大事になってくるのですね。どんなことを書けばいいのでしょうか。

菊乃さん:
「ぜひ実践してほしいのは『返信ありがとうございます』とメッセージが返ってきたことへのお礼を伝えることです。人気のあるアプリの多くが、女性は無料で利用できるのに対し、男性は有料ということがあります。それでも、マッチングアプリではあくまでも女性が選ぶ立場にあることを忘れず、お礼を伝えましょう。そして、お礼の後には自己紹介を続けて書いてください」

自己紹介にはどんなことを書くのがおすすめですか?

菊乃さん:
「押さえておきたいのは、勤務地や自宅の最寄り駅といった活動エリアです。多くのマッチングアプリではプロフィールには都道府県しか表示されませんが、最初から相手の女性に『どこに住んでいるの?』と聞くのは警戒心を持たれますし、難しいことですよね。なので、先に男性側から自分がどこに住んでいるのか、どんなエリアなら出やすいかなどを提示するのがいいでしょう。また、なぜメッセージを送ったのかの理由も合わせて書きましょう。共通の趣味があるとアプローチしやすいですね」

その後のデートにつなげるためには、どんなことを意識したらよいのでしょうか。

菊乃さん:
「『ぜひお会いしたいなと思っています』『お話ししてみたいと思いました』というような一文を入れるのがおすすめです。2通目の時点で会いたい意思を示すことで、デートに誘いやすくなります。この時注意してほしいのは、『お会いしましょう』と言うと、会うことが前提で一方的な印象を与えてしまうことです。『お会いしたいなと思っています』程度ならば、あくまでも所感になるので、デートをしたいから声をかけたという意思が示せますし、それでいて強引な印象は与えません」

<メッセージ例文>
男性「はじめまして。よろしくお願いします。」
女性「はじめまして。こちらこそよろしくお願いします。」
男性「返信ありがとうございます。
   自己紹介させてください。
   渋谷にあるIT企業で働いている〇〇と申します。
   大田区在住で今はほぼリモートワークです。
   私も食べ歩きが好きなので〇〇さんのプロフィールを見て
   いつかお会いしたいなと思いました。
   よろしくお願いします。」

メッセージは1日1往復を目安に!タイミングは移動中や休憩中などを見計らって

もらったメッセージに対しては早い返信が求められるのでしょうか?

菊乃さん:
「相手にプレッシャーを感じさせてしまうため、即レスの必要はありません。メッセージは朝の8時から9時の通勤中、ランチタイムといった休憩時間、夕方18時から22時の間くらいで送るのがおすすめです。

やりとりの頻度は1日1往復を目安にしてください。2日間空いてしまうと、女性が別の方のところに行ってしまったり、メッセージのやりとりが途絶えて今更送りづらいというようなことが発生しやすくなります」

ということは、マッチングアプリを始めたら1日1回はログインをするルーチンを決めたほうがよいということでしょうか。

菊乃さん:
「その通りです。メッセージを送るためということもありますが、アプリにログインをしていないとプロフィールが検索で上位表示されなくなってしまいますから、それを避けるためにも1日に1回はログインする習慣を付けてください」

なかには誘いにくい女性もいるので、メッセージが続かないからといって落ち込まない

メッセージが続かない理由にはどういったことが考えられるでしょうか。

菊乃さん:
「男性はとにかく自分が安心で安全な存在であることをアピールする必要があります。逆にいうと、そこを失敗するとメッセージが続かない可能性がありますね」

そうした部分をクリアしても続かないこともありますか?

菊乃さん:
「もちろんです。メッセージが続かない理由がすべて男性にあるわけではないです。女性のなかでも、メッセージが続く人と続かない人、また、デートに誘いやすい人と誘いにくい人がいます。例えば、男性側がどこに住んでいるのか、どんな仕事をしているのか話をしているのに対し、「そうなんですね」としか返事をくれない女性は誘いにくい女性と言えます。デートにつなげるのが非常に難しいですから、他の方に目を向けたほうがいいでしょう。

マッチングアプリで誰ともデートしない女性は3割いると言われています。男性は選ばれるために努力する必要がありますが、選ばれなかったとしても落ち込む必要はありません」

<誘いやすい女性と誘いにくい女性の例>
・誘いやすい女性の例
男性「練馬在住で渋谷のIT企業で働いています。」
女性「私は世田谷在住で神田にある出版社で働いています。」

・誘いにくい女性の例
男性「練馬在住で渋谷のIT企業で働いています。」
女性「そうなんですね。」

※すべての女性が誘えるわけではありません。

こんなメッセージはNG!

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jessie / PIXTA(ピクスタ)

なれなれしい態度

メッセージのやりとりでやってはいけないことにはどんなことがあるでしょうか。

菊乃さん:
「まずは、なれなれしい態度の文章です。絵文字の多用やカジュアルな言葉遣いなどは避けましょう。距離感は徐々に縮めるもので、最初から縮めるものではありません。仕事で名刺交換した相手が最初のメールから絵文字を使ってきたら『なんだろう?』と違和感を覚えるものですよね。それと同じように考えるとよいでしょう」

長文や日記のような内容など、自分語り

菊乃さん:
「次に、ダラダラとした長文や日記めいた返信しづらい内容を送ること。女性はたくさんの男性からアプローチを受けますから、そんな時に男性の一方的な自分語りを送られても、困ってしまいますよね。メッセージは簡潔にしましょう」

休みの日の過ごし方を聞く

菊乃さん:
「そして、『休みをどう過ごしていたのか?』と質問すること。マッチングアプリを使用している以上、休みの日、女性は他の男性に会っているわけです。女性からすれば『他の男性とデートをしていた』とは答えづらいわけですから、困らせてしまう質問になります」

プロフィール写真以外の顔写真を送ってもらうこと

菊乃さん:
「『写真を送ってください』もやめましょう。プロフィール写真が加工されているのではないかと疑ってのことでしょうが、マッチングアプリではあくまでも女性優位。面接しているような態度は嫌われる原因になります」

返信が来る前に次のメッセージを送らない

菊乃さん:
「相手から返信がくる前にメッセージをさらに重ねることもNGです。もしかしたらこれから返信をする予定だったかもしれないのに、メッセージを重ねるとプレッシャーを感じさせたり、恐怖心を煽る形になってしまいます」

メッセージ機能でのやりとりから次のステップへ

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bee / PIXTA(ピクスタ)

デートの約束・誘い方

デートへの誘い方はどのようにするのがよいのでしょうか。

3通目からさっそくデートプランを考えるためのメッセージへ移行する
菊乃さん:
「2通目で自己紹介、会いたいという意思を示したら、その後からはデートプランの参考になる質問を送るのがおすすめです。例えば『食べ物では何が好きですか?』とか『仕事のお休みは土日ですか』といったものですね。この時、男性は先に自分の情報をオープンにすることを意識しましょう」

デートに向けての材料がそろったら、すぐにデートのセッティングをするのがいいのでしょうか。

菊乃さん:
「はい、メッセージのやりとりは実際に会うためのやりとりだと意識しましょう。1カ月以上メッセージのやり取りをしてから実際のデートに……という事例もあるのですが、それはお互いに時間と労力がかかることです。

マッチングアプリの利用者の約9割が『疲れ』を感じ、特にメッセージのやりとりに負担を感じているというデータ(バチェラーデート調べ※1)もあるほどなので、疲れずに、いかにスムーズにデートに誘うかというのが大事です。1カ月以上メッセージのやりとりをしたのに、だらだらと世間話やトークが続いただけで、結局会わずに終わってしまった……となるのは、時間や労力をかけたのにもったいないことですよね」

※1 利用者の9割が「マッチングアプリ疲れ」1ヶ月あたり平均18時間、無駄なメッセージに費やしていることが判明。(株式会社バチェラーデート)

女性が答えやすい質問をしながら、男性からデートプランを立てる
デートのプランは男性が立てた方がいいのでしょうか。

菊乃さん:
「男性はライバルがたくさんいる状態ですから、男性がデートプランを率先して立てていくのがベターです。もっといえば、デートプランを提案する時に『はい』か『いいえ』で答えるような聞き方をするといいです。例えば、相手がスイーツが好きだとわかったら、『甘いものがお好きなんですね。〇〇というお店が気になっているんですが、男性1人では行きづらいので、ご一緒しませんか?』というような誘い方もあります。

逆に、女性から『食べ物は何が好きですか?』というような質問をされたら、それは女性がデートへの布石を打ってきてくれているのかもしれません。男性はその合図を見逃さず、『なんでも好き』というような漠然とした回答ではなくて、『イタリアン』などある程度の範囲を絞った返事をするのがよいでしょう」

最初のデートはどんなところがおすすめですか。

菊乃さん:
「初デートはお茶かランチがいいです。仮に女性側のプロフィールに『お酒が好き』とあっても、はじめからお酒を飲みに誘うと女性は警戒心を抱く可能性があります。女性側から『飲みにいきましょう』と誘われない限りは、お茶かランチが無難です。
ディナーに誘う場合は『直近ですと〇日の夜も空いてます。』のように日中デートとディナーと複数の選択肢から女性が選べるようにしておくと警戒されにくいでしょう」

デートに誘う時は日程の出し方に注意

デートの誘い方でやってはいけないことや注意した方がいいことは何がありますか。

菊乃さん:
「日程の出し方に注意です。女性は男性が既婚者であることを警戒しています。仕事が土日休みなのに、デート希望日を平日しか出さなかったら、既婚者だと疑われてしまうかもしれません。仕事の都合で土日に休みが取れないこともありますから、その場合は素直にそのことを先に伝えましょう。

また、あまりに先の日程を出すと『会う気がないのかな?』と思われてしまいます。逆に、明日、明後日のように近過ぎる日程だと暇つぶしのような印象を与えかねません。週の頭なら週末の土日へのお誘いは自然ですが、木曜、金曜だったら翌週末のお誘いがいいでしょう。その上で、『今週の土日も時間が空いていますが、ご都合いかがですか?』という気遣いがあるといいですね。ダブルブッキングはもってのほか。プライベートのスケジュール管理は丁寧にしましょう」

<デートの誘い方例>
男性「こんばんは。
   ぜひ〇〇さんとお会いしてみたいのですが、
   ランチかお茶でもいかがでしょうか?
   来週ですと12日の夜、13日午後が都合がつきやすいです。
   再来週以降の方がよろしかったらご都合を教えてください。
   お返事お待ちしています。」
女性「こんばんは。お誘いありがとうございます。13日のランチ大丈夫です」

デートが決まったらどうする?LINEへの移行は必要?

デートの日まで1日1往復のメッセージを継続
デートまでの間、メッセージは送ってもよいものなんでしょうか。

菊乃さん:
「ぜひ送ってください。他の人に行ってしまう可能性があるので、1日1往復の意識はそのまま持ちましょう。この時の話題は簡単な雑談がいいでしょう。例えば、デートでお茶に行くとしたら『紅茶とコーヒーのどちらが好きですか?』くらいの軽い内容で構いません。大事なのは、あなたのことをデートまでの間までも気にかけているんですよ、というアピールになればいいということです」

デートの日が近付いたらリマインドメッセージを送る
デートの日が近くなってきたら、何か特別変わったメッセージを送る必要はありますか?

菊乃さん:
「デートの前日・前々日にリマインドを送るのがおすすめです。この時に、デート当日の天気をチェックしてみてください。雨予報だったら、屋根のあるところでの待ち合わせにしてください。もっというと、お店での待ち合わせがおすすめです。その方が、もし女性が先に待ち合わせ場所に着いても雨の中で待たせなくていいのでスマートです」

他に、リマインドの時に伝えた方がいいことはありますか?

菊乃さん:
「当日のファッションで目印になることを伝えるのがいいと思いますよ。『黒のダウンを着ている』みたいな該当する人が多そうな内容ではなく、かばんやスマホケースといった持ち物など、ある程度絞れる特徴を伝えるのがいいでしょう」

初デート前のLINE交換は避けておく
デートが決まったあと、LINEの交換は必要なんでしょうか。

菊乃さん:
LINEは初デートの時に交換しましょう。アプリによってはアプリ内でのLINE交換を禁止しているものもありますし、デート前のLINE交換は女性を怖がらせてしまうこともあります。ビデオ通話ができるアプリもあるので、メッセージの段階でLINE交換をするメリットはそんなにないと思います。

ライバルの男性たちに勝つためには、とにかく謙虚で丁寧であることを心掛ける!

マッチングアプリは女性優位のため、男性はライバルに勝つための努力が必要なのがわかりました。見知らぬ異性に会うことに少なからず緊張感を持つ女性へのアプローチが求められますから、謙虚で丁寧であることが何よりも求められるのですね。また、菊乃さんによれば「マッチングアプリによってモテる男性の層が少しずつ違う」とのこと。いろいろ試してみてもうまくいかない場合は、アプリ自体を変えてみるのも手かもしれません。

菊乃さんプロフィール

恋愛・婚活コンサルタント、コラムニストとして活躍。2011年に恋愛相談業で独立し、これまでに受けた恋愛相談は1000件以上。提供する恋愛コーチングは「具体的でわかりやすい」と好評を得ている。大手結婚相談所、行政などで婚活セミナー講師を担当し、『東洋経済オンライン』『女子SPA!』でもコラムを執筆。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」(すばる舎)ほか、恋愛に関する本も計5冊執筆している。


取材・文=西連寺くらら

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